【米大リーグ】レッドソックス6-2ヤンキース(10月5日・日本時間6日 ボストン)
ア・リーグの地区シリーズ進出を決めるワイルドカードゲームが行われ、レッドソックスがヤンキースに6-2で勝利を収めた。この試合で、ヤンキースの主砲スタントンが、名物であるグリーンモンスターに2度に渡りホームランを阻まれるという不運に見舞われた。
【動画】ホームランを阻み続ける“グリーンモンスター”
今季39本塁打のジャッジ、35本塁打のスタントン、38本塁打のギャロと長距離砲が並ぶヤンキースは、空中戦で優位に試合を進めたいところだっただろう。しかし、レッドソックスのホームであるフェンウェイ・パークにそびえる壁が、そんなヤンキースの思惑の前に立ちはだかる。初回、3番・DHのスタントンが0-1からの2球目を叩きレフトへ大きな当たりを飛ばした。しかし打球はグリーンモンスターと呼ばれる高さ10メートルを超える高いフェンスの最上部に当たりグラウンドへ。本塁打を確信していたスタントンは全力疾走しておらず、一塁止まりでシングルヒットとなってしまった。結局この回、ヤンキースは無得点に終わる。解説を務めた元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏も「いや行ったと思いましたね。さすがのグリーンモンスターですね」としつつ、リプレイを見ながら「本人も行ったと思ったから……やっぱり走ってないですね」とスタントンの“確信歩き”を笑った。