【米大リーグ】レイズ5-0レッドソックス(10月7日・日本時間8日/フロリダ)
ア・リーグ地区シリーズの第1戦がレイズ本拠地のトロピカーナ・フィールドで行われ、レイズが快勝を収めた。3回には天井直撃の特大認定ホームランが飛び出し「大谷も当てた」「柳田かよ」「近鉄ブライアントだ」など、ファンから驚きの声が多数寄せられる場面があった。
2点をリードして迎えたレイズ3回裏の攻撃、2死ランナー無しの場面で打席に入ったのは41歳の大ベテランである4番・DHのクルーズ。1-3からレッドソックス3番手・ピベッタが投じた86マイル(約138キロ)のスライダーが甘く入ると、クルーズはこれを強振。左中間に高々と舞い上がった打球をセンターとレフトが懸命に追いかけたが、フェンス手前で突如、方向転換。天井に当たってセンターの守備位置付近を転々とするボールを猛然と追いかけた。その後、バッターランナーのクルーズが二塁を回って三塁へ差し掛かったところで認定ホームランが宣告されると、レイズの本拠地はさらに大きな歓声に包まれた。
天井直撃の強烈な一撃、さらにホームランの宣告を受け、ABEMAで解説を務めた川崎宗則氏は「そういうことか」と合点がいったように切り出すと「(天井の)どこに当たったかによるんですけど…仕切りのどこかに当たればホームランというのがあるんです」と話し、リプレー映像で着弾地点を確認すると「そこか! ホームランだね、余裕だね」と驚いた様子で話した。
さらに川崎氏は「クルーズの狙いは良かった。きっちりスライダーを狙っていましたね。ベテランらしいバッティングだった。こういうベテランを4番に置き、若い力で先制点をとって、ベテランで3点目を取る。レイズからしたら最高のゲームプランです」と解説した。
なお驚愕の天井直撃弾に視聴者も反応。6月に同球場で大谷翔平が放った看板超えの24号138メートル弾を引き合いに出して「大谷も当てた」といった声、さらには京セラドームで右翼天井に直撃する推定150メートル弾を放ったことがあるソフトバンク柳田にちなんで「柳田かよ」、その他にも90年6月6日に東京ドームのスピーカー直撃、推定飛距離170メートルとされる驚愕の認定ホームランを放ったブライアント(当時・近鉄)に関連して「近鉄ブライアントだ」など、様々な反響が寄せられた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧



