将棋ソフトの普及により、男性の棋士だけではなく、女流棋士もめきめきとその力を高めている。これまでは練習環境にも差があったが、ソフトであれば男女差も、住んでいる場所も関係ない。その才能が埋もれたままになる可能性も、ぐっと下がったと言える。この状況にベテラン藤井猛九段(51)も「驚くほどレベルアップしていますね。女流の方々は、ものすごく強い」と絶賛。女流棋界の早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」に出場するメンバーについても「若い方も、こんなに勉強しているんだと思いました」と目尻を下げた。ただ、このソフト時代に突入したことによって、より競争が激化するとも語った。