将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が10月8、9日に行われた竜王戦七番勝負の第1局で、豊島将之竜王(31)に123手で勝利、史上最年少での四冠に向けて幸先よく白星スタートを切った。藤井三冠は同シリーズを制すると、羽生善治九段(51)が持つ最年少四冠記録、22歳9カ月を3歳以上更新する、史上初の10代四冠となる。
【中継】竜王戦 七番勝負 第一局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠

 新たな快挙に向けての開幕局は、藤井三冠の先手番からスタート。両者はお~いお茶杯王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負に続く、今年度3度目のタイトル戦にもなり、タイトル戦のみで今年度11局目となったが、戦型は5局連続となる相掛かりでスタートした。