14日の衆議院解散を前に行われている代表質問で、「選択的夫婦別姓制度の導入を法制審議会が初めて答申したのは1996年だ。私は初当選以来、28年間もその実現を訴え、何度も議員立法を提案してきた。もはや議論は十分だ。差別的な制度を急いで改める必要を感じないか」と投げかけた立憲民主党の枝野幸男代表。
 これに対し、早期に実現する議員連盟の呼びかけ人の一人でもある岸田総理は「国民の間に様々な意見があるところであり、引き続きしっかりと議論をすべき問題であると思っている」として、「検討を進める」と述べるにとどまり、慎重な姿勢を崩さなかった。