14日に行われた楽天対ソフトバンクの一戦、5-2と楽天が3点リードで迎えた8回表ソフトバンクの攻撃において、2死満塁から柳田が放った中前打をオコエ瑠偉外野手が捕球するも、直後に野手がいない三遊間にボールを返球。ボールが転々とする間に一塁走者の栗原もホームに生還して同点となり、その後、代打・川島に勝ち越しとなる三塁打を許し、楽天は逆転優勝を目指す中で痛恨の黒星を喫した。野選、悪送球と記録されたこのプレーについて、プロ野球解説者の里崎智也氏が言及。「オコエが一番ダメ」としつつも、次のように持論を展開した。
「カットマンもやっぱりちゃんと『ここに投げろ』と指示をしないといけない。オコエも内野のどこに投げるべきかわからなかったと思う。でも投げなきゃというところで、適当に投げてしまったところがまずダメだが、中継のセカンド浅村・ショート山崎もしっかり指示して、自分がもらうという意思表示を両方していない。どっちが捕るんやという間に誰もいないところに(送球が)飛んで行って、後処理できなかった」
そのように述べた里崎氏は改めて「(二遊間は)意思表示しなければいけなかった。オコエが一番ダメだけど、二遊間の二人もマズかった。どっちも対応していない」と続け、オコエだけの責任ではなかったという認識を示した。さらに里崎氏は「この形だったら、オコエはサードに投げたかったと思う。二遊間がサードに繋いでいるところに入っていないから、いわばファースト側(バックホーム)に投げなきゃいけないところで迷ったと思う。迷ったら(野手が)いるところに投げればいいのに、迷った挙句、適当なところに投げちゃったというところはダメなところ」と締めくくった。
楽天は15日、オコエの出場選手登録を抹消。代わってみやざきフェニックス・リーグに参加していた田中和基外野手を出場選手登録している。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)