今期3戦目とまだ日は浅いが、苦しみながら手繰り寄せた勝利だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月21日の第2試合で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が逃げ切り勝利。粘り強く戦うライバル3人を相手に、持ち前の読みを駆使して要所で守り、嬉しい初トップ。試合後はミスの振り返りをスラスラと語り、その記憶力や読みのレベルでも視聴者を驚かせた。
【動画】初トップにご満悦で質問に答える多井隆晴

 この試合の対局者は赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、多井、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)の並びでスタート。東1局、多井は出アガリでも高目なら倍満となる三色同順含みの先制リーチをかけるが、これが流局。その後も流局が多く、重たい展開でゆっくりと試合は進んだ。