将棋の竜王戦七番勝負第2局が10月23日に2日目を迎え、豊島将之竜王(31)が封じた43手目が午前9時ごろに開封された。封じ手は「▲9七同香」。対局は、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)の手番で再開。持ち時間では藤井三冠が約1時間リード。形勢はほぼ互角ながら、藤井三冠の方が指しやすいという見解が出ている。
今年度、両者12局目となる対局だが、戦型は6局連続7局目となる相掛かりでスタート。序盤から豊島竜王が研究の範囲だったのか、早いテンポで指し進めていた。ただ昼食休憩の前後で、1時間51分という大長考が入り、残りの持ち時間が逆転。その後も両者、しっかりと時間を使いながら指したが、藤井三冠が約1時間リードして封じ手を迎えた。