Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」10月28日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は首位を快走するEX風林火山から出場する二階堂瑠美(連盟)。前回登場時に、うれしいMリーグ初勝利、かつ史上初の姉妹勝利を達成したが、勢いそのままに個人2連勝を果たせるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsサクラナイツvs雷電vs風林火山
瑠美は、妹の二階堂亜樹(連盟)とともに、二階堂姉妹として活躍してきた麻雀界最強姉妹の姉。先日はプロクイーンで2度目の優勝を果たすと、その直後にMリーグ初勝利を挙げた。晴れてMリーガーの仲間入りを果たした、とも言えるだけに2勝目を目指す戦いは、さらに伸び伸びと打てるはず。それがさらなる首位独走へとつながっていく。
一方、苦しみの底にいるのが赤坂ドリブンズ。初年度優勝、3年目に4位と実力あるチームながら、連続してラスを引いたことで、リーグ最下位に転落した。運にも恵まれない展開が続いていることもあるが、とにかく勝利が良薬であることに間違いはない。多彩な鳴きで動きが作れる園田賢(最高位戦)こと、現状打破にはもってこいの存在。昨期についた“まくられキャラ”も返上したい。
苦しいのはTEAM雷電も同じ。開幕直後は勝利が続き一時は首位に立ったものの、4戦連続のラスを含めて7戦連続で連対なし。戦う度にマイナスが増える悪循環に入っている。ここはチームの柱でもある瀬戸熊直樹(連盟)が、豪快な勝ちで負のイメージを一気に吹き飛ばしたい。
4人の中で最も好調なのがKADOKAWAサクラナイツの沢崎誠(連盟)。不調の分は昨期で出し尽くしたと言わんばかりに、今期は早々に2勝を挙げてチームの勝ち頭。やや出遅れ気味のチームを、その包容力で支えている。その笑顔とは裏腹に、勝ちに向かい始めた時の貪欲さは若手をもしのぐだけに、周囲からすれば調子に乗らせたくない存在だ。
【10月28日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人20位 ▲10.0
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟) 個人11位 +29.3
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人3位 +83.4
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人23位 ▲30.5
【10月26日時点での成績】
1位 EX風林火山 +319.1(14/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +77.8(14/90)
3位 セガサミーフェニックス +19.5(14/90)
4位 渋谷ABEMAS +1.0(14/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲22.9(14/90))
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲47.3(14/90)
7位 TEAM雷電 ▲145.6(14/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲201.6(14/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





