まるで獲物を見つけた猛獣だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月29日の第2試合で、KONAMI麻雀格闘俱楽部・伊達朱里紗(連盟)がツモリ四暗刻をテンパイ。アガリへ向けて危険牌を切り飛ばす際の、卓上を鋭い目つきで睨むシーンに、ファンの興奮は最高潮となった。
【動画】役満を狙う伊達朱里紗の“ハンターアイ”
状況は東2局、多井が5巡目にリーチ。対する伊達はその一発目で、四暗刻のイーシャンテンにこぎつけていた。多井の河を一瞥すると、伊達はスジとはいえ当たれば致命傷になりかねないドラの1索をプッシュした。これを見た多井は思わず顔を歪める。
伊達のツモり四暗刻テンパイはこの日が今期2度目、10月22日の第1試合以来。先日はテンパイ後に危険牌を引くと、ベタオリという冷静な立ち回りを見せていた。しかしこの日は一歩も引かない攻撃的な麻雀を展開。視聴者は「伊達ちゃんかっこよすぎ」「四暗刻やめた人とは思えん動き」とその変貌ぶりに驚きのコメントを寄せた。
その後も危険牌を次々に河へ並べる伊達に、実況の松嶋桃(協会)もあ然。「ハンターの目をしていますよ、伊達さん」とその強気な目つきを形容した。そして11巡目にテンパイ、即追っかけリーチに出た際には松嶋は「三万と六万のシャンポン待ち、1枚ずつ残っている!とんでもないことが起きようとしている!」と絶叫した。
伊達の顔が画面に抜かれるたびに映る“ハンターアイ”に視聴者は大興奮、「野獣の眼光!?」「伊達の目付き、すげーよなw」「目ギラッギラやん。」「伊達ちゃんいいねぇw」とコメントが連投された。
結果は伊達が多井の当たり牌を掴み、役満成就はお預けとなった。それでも2週続けての役満テンパイはさすがの一言。前回はトップ目ということもありオリを選択したが、この日は多井のリーチに一発でドラを切り、対照的な戦いぶりを展開した伊達。強気の打ち筋と鋭い視線に、虜となった視聴者も多かったようだ。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







