【米大リーグ】ブレーブス3-2アストロズ(10月30日・日本時間31日/アトランタ)
アストロズ先発のグリンキーが精密機械ともいうべき抜群の制球力を発揮してブレーブス打線を封じ込み、リリーフ陣も粘投したことで、中盤までは完封リレーもあり得るかに見えたワールドシリーズ第4戦。試合を決することとなったのは、ブレーブス下位打線から飛び出したまさかの2者連続ホームランだった。
アストロズ2-1で迎えた7回裏のブレーブスの攻撃は、7番のデュバルから。デュバルはあえなく空振り三振に倒れたものの、ここからまさかの展開が巻き起こる。一死ランナーなしで打席に立った8番スワンソンは、初球、2球目と空振りし、あっさりと0-2と追い込まれると、続く3球目も振りに行ってファールに。しかし、アストロズ5番手のハビエルが投じた4球目を逆らわずに運んだ打球は、快音を残してそのままライトスタンドへと飛び込むまさかの同点弾となった。打ったスワンソンはかなり興奮した様子でグラウンドを一周すると、大きなリアクションでホームイン。しかし、本当の意味での「まさか」はここからだった。
値千金の同点弾で反撃ムードがさらなる高まりを見せる中、打席に立ったのは代打のソレア。アストロズバッテリーは、ソレアに対して初球に内角低めのボール球で様子を見ると、2球目は外角低めで空振りを誘い、3球目にも同じような外角低めの球で釣りにかかるなど、徹底してボールを低めに集める配球で組み立てる。しかし、ハビエルが投じた4球目、甘く入った真ん中の球をソレアはフルスイング。打球はやや詰まったかに見えたが、どんどん伸びてレフトへ。これを見たアストロズのレフト・アルバレスは、フェンス際まで一気に駆け寄り、タイミングを合わせてグラブを伸ばすも、わずかに届かずボールはそのままスタンドイン。現地映像では、流れを作ったスワンソンが興奮した様子でベンチを飛び出していく姿が捉えられていた。
この逆転弾に、解説の西岡剛氏(栃木ゴールデンブレーブス)は、「甘く入りましたね。最後のスライダー。でも、それを見逃さずにしっかりと捉えたバッターがさすがですね」と、ソレアを称賛。また、アルバレスが伸ばしたグラブがわずかに届かなかった点については、「捕れました。イチローさんなら捕ってましたね。大谷選手も捕ってたかもわからないです」とコメントした。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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