「最高の形でベルトを獲れました」
 そう語ったのは璃明武。10月31日、Krush後楽園ホール大会でスーパー・バンタム級のトーナメントに優勝、タイトルを獲得した。これはKrushで最初に制定された3階級の王座の一つ。いわば伝統のベルトだ。
 璃明武はデビュー以来、順調に勝ち星を重ね敗北はわずかに1つ。8月の1回戦は対戦相手の計量オーバーでワンマッチ扱いとなり、満足のいかない内容で判定勝利だったが、そこから尻上がりに調子を上げてみせた。