プロ野球選手であっても度肝を抜かれた一発だった。エンゼルス大谷翔平投手は今季、投打にわたる大活躍で、一気にメジャーリーグのスターになった。投手で9勝を挙げつつ打者として46本塁打を放っていることでも驚愕だが、そのホームランの飛距離で屈強なメジャーリーガーを驚かせる日本人選手など、今までいなかっただろう。元メジャーリーガーの川崎宗則氏に、大谷が放った46本のうちベストの一発を選んでもらったところ「シアトルで4階席に打ったホームランが一番印象深いですね」と答えた。飛距離は約141メートルにも達し、チームメイトが口をあんぐり開けて驚いたという特大33号。ここに今季の大谷が大活躍した要素が詰まっていた。