豊島将之竜王、4連敗のストレートで失冠 3年ぶりに無冠転落「実力不足を痛感した」/将棋・竜王戦七番勝負
番組をみる »

 将棋の竜王戦七番勝負の第4局が11月12、13日に行われ、豊島将之竜王(31)は挑戦者の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)に122手で敗れた。これによりシリーズ成績0勝4敗で、竜王位を失冠。自身としては2018年7月に棋聖で初タイトルを獲得して以来、3年3カ月ぶりに無冠に転落した。

【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠

 なんとか食らいつきたい戦いだったが、若き才能に突き放された。第1局からの3連敗でいきなりカド番に追い込まれた豊島竜王。先手番から角換わりで戦いを挑んだものの、わずかなところからポイントを許すと、じりじりと差を広げられる展開に歯止めをかけることができなかった。1日目はお互い、深く研究している戦型でもあり、異例に早いペースで指し手が進んだが、午後に入ると両者とも長考。1日目から盤中央で駒がぶつかる激しい中盤に入ると、はっきりとどちらかが主導権を握るということがないまま封じ手を迎えた。

 2日目に入り先に攻めに出たものの、藤井三冠にうまく対応されると、受けに回ったところから、形勢はさらに悪化。このまま進めていては局面の打開はできないと勝負手も放ったが、藤井三冠には通じず、逆転は叶わなかった。対局後は「封じ手あたりでは自信がなくなってしまっていて、その後は結構際どいんですが、自信がある順が見つからなかったです。どこかで確かに読み抜けているかもしれないですけど、基本的に自信がないような気がしています」と常に劣勢と感じていたと語ると、シリーズ4連敗には「作戦がうまくいかなかったのと、後手番の時はまずまずの局面は作れたと思うんですが、中盤から終盤までに力負けをしてしまいました。実力不足を痛感したので、実力をつけていかないといけないと思いました」と静かに語った。

 豊島竜王としては、ここからが再スタートとなる。無冠になったことで、タイトルホルダーも藤井新竜王、渡辺明名人(棋王、王将、37)、永瀬拓矢王座(29)の3人となり「4強」時代が終了。トップ集団から一歩、遅れを取ることになった。ただ各棋戦でも上位で活躍し、挑戦権獲得には近い場所にいる。史上4人目の「竜王・名人」にもなった実力者だけに、このままずるずると後退するはずもない。かつて初対戦から6連勝した藤井新竜王に、本局を含め7連敗し、通算では9勝13敗となった。これからは「打倒・藤井」を目標に、もう一度頂点を目指して戦い始める。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠(マルチアングル放送)
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠(マルチアングル放送)