豊島将之竜王、4連敗のストレートで失冠 3年ぶりに無冠転落「実力不足を痛感した」/将棋・竜王戦七番勝負 将棋藤井聡太 2021/11/13 18:56 拡大する 将棋の竜王戦七番勝負の第4局が11月12、13日に行われ、豊島将之竜王(31)は挑戦者の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)に122手で敗れた。これによりシリーズ成績0勝4敗で、竜王位を失冠。自身としては2018年7月に棋聖で初タイトルを獲得して以来、3年3カ月ぶりに無冠に転落した。【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 2日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠 なんとか食らいつきたい戦いだったが、若き才能に突き放された。第1局からの3連敗でいきなりカド番に追い込まれた豊島竜王。先手番から角換わりで戦いを挑んだものの、わずかなところからポイントを許すと、じりじりと差を広げられる展開に歯止めをかけることができなかった。1日目はお互い、深く研究している戦型でもあり、異例に早いペースで指し手が進んだが、午後に入ると両者とも長考。1日目から盤中央で駒がぶつかる激しい中盤に入ると、はっきりとどちらかが主導権を握るということがないまま封じ手を迎えた。 続きを読む