藤井聡太竜王、初のA級へさらに前進 松尾歩八段に勝利 早ければ最終戦前にも昇級決定/将棋・順位戦B級1組
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が11月16日、順位戦B級1組8回戦で、松尾歩八段(41)に89手で勝利し、今期の成績を7勝1敗とした。これで全棋士が8回戦を終了したが、藤井竜王は1回抜け番があり7勝0敗の佐々木勇気七段(27)に次いで2番手をキープ。上位2人までのA級昇級圏内をしっかりとキープした。

【中継】順位戦 B級1組 第8回戦 藤井聡太竜王 対 松尾歩八段

 竜王奪取で最年少四冠、序列1位にも立った藤井竜王だが、名人への挑戦権獲得に必要なA級入りを目指しての戦いは、先手番から相掛かりを採用。持ち時間各6時間と、タイトル戦を除けば最長の公式戦らしく、お互いじっくりと時間をかけて夜戦に入るまで、戦いのタイミングを伺うような進行になった。

 角交換を経てから、天王山付近で戦いが始まると、藤井竜王は玉頭を攻められはしたものの、落ち着いた応手で切り返し、徐々に優勢に。その後も、少しずつ差を広げていき、中継していたABEMAの「SHOGI AI」による勝率グラフが緩やかに99%へと近づく通称「藤井曲線」を描くと、攻めの手番が回ってきたところで一気の寄せ。勝機を逃さず、決着をつけた。

 対局後、藤井竜王は7勝1敗について「まだ先が長いので、これからも一局一局を大事にしてやっていければと思います」と語った。また竜王戦七番勝負が終わって間もなかったことには「最近は対局が結構続いていたので、対局の間はしっかり休もうと思っていました。本局もそのようにして臨めました」と、コンディションにも不安がないことを明かした。

 藤井竜王は、今期残り4局で7勝0敗の佐々木七段、6勝2敗の千田翔太七段(27)との直接対決を残している。昇級争いはこの3人が中心となっているが、既に2敗棋士は千田七段1人のため、11回戦の千田七段戦を含めて残り4局で3勝すればA級入りが決まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】順位戦 B級1組 第8回戦 藤井聡太竜王 対 松尾歩八段
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【動画】藤井聡太新竜王、誕生の瞬間
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