平均3秒以内 西山朋佳女流三冠“スピード違反級”の超早指しに驚きの声続々「なんだこの時間差」「強すぎる!」/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 もはや「スピード違反」と呼んでもいいほどの超早指しだ。女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第3試合、チーム西山とチーム渡部の対戦が11月13日に放送された。第4局は、西山朋佳女流三冠と渡部愛女流三段によるリーダー対決になったが、西山女流三冠が98手で勝利。この終局時、なんと残り持ち時間が6分47秒と、初期状態の5分よりも2分近く増えるという驚きの早指し力を発揮し、ファンを「なんだこの時間差」「強すぎる!」と驚かせた。

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 西山女流三冠は、里見香奈女流四冠とともに女流棋界をリードする存在。奨励会所属時代は、三段リーグで好成績を収め、四段昇段まであと一歩となり「女性初の棋士」に最も近づいた者としても知られている。その力は「全く向いていない」と言っていた超早指し戦でも問題なく発揮され、チーム加藤戦、そしてチーム渡部戦でそれぞれ3局、計6局に登場し無傷の6連勝を果たした。

平均3秒以内 西山朋佳女流三冠“スピード違反級”の超早指しに驚きの声続々「なんだこの時間差」「強すぎる!」/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 もともと早指しでもある西山女流三冠が、その気合によってさらにスピードアップしたのが、渡部女流三段との一局だった。勝てばチームの予選通過が決まる一局は、チームがスコア1-2とリードされて迎えたもの。チームメイトの上田初美女流四段、山口恵梨子女流二段が敗れ、なんとか悪い流れを食い止めるべく強い気持ちで盤に向かうと、積極的な指し回しで終始圧倒。危なげなく勝利を収めたが、周囲が驚いたのは残りの持ち時間だった。持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算というフィッシャールールは、終盤ともなれば残り数秒の中で指し続けるというプレッシャーを感じるものだが、西山女流三冠には全く無縁。初期状態の5分よりも1分47秒(107秒)増えているということは、自身が指した49手で1手につき2秒以上増やす、つまりは3秒以内で指し続けていたことになる。

 対局後、西山女流三冠は「ちょっと早く指し過ぎて疲れが出てしまいました」と苦笑いしたが、周囲やファンからは驚きの声が出っぱなし。「西山さんレベルが違う」「普通に強い!」「6:47はエグい」「圧倒的すぎてどうにもならんだろこれ」といったコメントが後を絶たなかった。
ABEMA将棋チャンネルより)

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