今季26試合に登板し、18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率.783、4完封と投手五冠の活躍で、チームのリーグ優勝および日本シリーズへの進出に大きく貢献したオリックス・バファローズの山本由伸投手。元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏は、メジャーリーグでも活躍した東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手になぞらえる形で絶賛した。
今シーズン、パ・リーグで最も輝いた選手を選ぶ“里崎賞”について、迷うことなく山本の名を挙げた里崎氏。「15連勝はさすが。しかもクライマックスシリーズも負け知らず。2013年の田中将大を彷彿とさせるこの連勝記録」と、渡米前の2013年に、開幕から24連勝の負けなし、防御率1.27という驚異的な数字を記録した田中投手の活躍ぶりを重ね合わせる形で絶賛する。
山本の強みは、「負けちゃいけない試合に必ず勝つ」こと。ここぞという試合で確実に勝利していることを挙げた里崎氏は、「最終戦の対楽天戦。(優勝のために)負けちゃいけない試合で、田中将大に投げ勝って優勝への望みを繋いで、ロッテが負けてリーグ優勝じゃないですか。プレッシャーかなりあったと思いますよ」とメンタルの強さも称賛した。
さらに、「日本シリーズも山本の肩にかかってますよね」と、オリックスが日本一になるためには山本の活躍が不可欠であると指摘した。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)