藤崎智、解説で復帰も「対局場は選手の場所。自分は入れない」元選手だから感じる“見えない壁”/麻雀・Mリーグ
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 昨シーズンまでMリーガーだった藤崎智さん(元KONAMI麻雀格闘倶楽部/連盟)が、今シーズンから公式解説者に就任されました。元々の朗らかでユーモアあふれるお人柄に加え、元選手としての視点を取り入れた解説が好評ですね。

【動画】藤崎智は、昨期までKONAMI麻雀格闘倶楽部でプレー

 よくスタジオの中を歩き回っている藤崎さん。というのも、Mリーグの解説者と実況者には特定の控室がないのです。藤崎さんは選手と仲が良く、ロビーや控室、試合会場と同じフロアにある休憩場など、スタジオのいろいろな場所に行き、みなさまとお話されています。でも、試合会場には入られないんです。

 「あの中にだけは、ちょっと入れないねぇ」と。お弁当をご一緒させていただいている時に、藤崎さんは何気ないタイミングで仰いました。「どういうことなんですか?」と聞いたら「あそこは選手たちの場所だから。選手じゃなくなった自分は入れないんだよ」ということでした。
   
 試合会場は確かに特別な雰囲気がありますが、選手以外の人も撮影や取材などで立ち入ることのある場所です。スタッフの方々も準備で出入りしていますし、私ももちろん入ることがあります。

藤崎智、解説で復帰も「対局場は選手の場所。自分は入れない」元選手だから感じる“見えない壁”/麻雀・Mリーグ

 そのようなことを伝えたら、「松嶋さんは最初から実況だったからいいんですよ。自分はあそこで戦っていた者として、今は戦いの場にいない人間だから入れないんだ」と。いつもの穏やかでやさしい口調でお話ししてくださったのです。元選手というご自分の立場を大事にしていらっしゃること、そしてその立場を踏まえて公式解説としてMリーグに向き合ってくださっていること、それらが沁み入るように伝わってきました。

 いつも大人の余裕とサービス精神に溢れていて、10分に1回くらい冗談を言ってみんなを笑わせてくれる藤崎さん。Mリーグのガイドブックを放送で紹介する際も「僕が載ってないから紹介したくないな」などと藤崎節を飛ばしていらっしゃいました。そんな藤崎さんだからこそ、まだ対局場に入れないという言葉はとても心に残ったのでした。
【Mリーグ公式実況・松嶋の取材メモ】

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

【動画】Mリーグで藤崎智は公式実況
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【動画】藤崎智は、昨期までKONAMI麻雀格闘倶楽部でプレー
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