この様子だけを見ていれば、およそ将棋の対局を見守っているとは思えないだろう。女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝・第2試合、チーム加藤とチーム伊藤の対戦が11月27日に放送された。チーム伊藤の監督を務めた屋敷伸之九段は、弟子であるリーダー伊藤沙恵女流三段をはじめ、室谷由紀女流三段、石本さくら女流二段を、その穏やかな性格で包み込む“いやし系監督”として支え、チームを予選突破に導いた。この準決勝では惜しくもスコア3-5で敗れ「監督である私の責任」と語ったが、女流棋士3人が戦う様子を監督室で1人、大興奮しながら見守っている様子がファンの笑いを誘い続けた。