将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が12月2日、順位戦B級1組9回戦で近藤誠也七段(25)に114手で勝利、今期の成績を8勝1敗とし、初のA級昇級にまた一歩前進した。2021年の公式戦最後の対局だったが、苦しい時間が長かった展開ながら懸命の粘りが功を奏し、深夜の終盤に逆転。公式戦連敗を「2」で止め、大活躍の年を白星で締め括った。