ついに迎えた2022年! 昨年は東京オリンピック・パラリンピックの開催や、将棋藤井聡太さんの活躍、野球では大谷翔平選手の米大リーグMVP(最優秀選手)選出など、さまざまなニュースがありましたが、TwitterをはじめとしたSNSでも脚光を浴びた“才能”がありました。

 今回、ABEMA TIMES編集部では、ニュース番組「ABEMAヒルズ」のピックポップコーナーで昨年人気を集めた投稿を部門ごとに紹介。「芸術部門」の今回は、どのような投稿が選ばれているのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう!(※本記事では放送時に許可をいただいたTwitterのアカウント名を記載しています)

1:寒波襲来の“福井駅”が完全に氷河期

本当に人間なの…? 天才クリエイターたちの“神作品”5選
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  1つ目の投稿は、tomosaki(@photono_gen)さんが撮った写真。福井で写真を撮っている学生のtomosakiさん。普段から「見た人が青春や物語を想起してもらえるような写真」の投稿を心がけているtomosakiさんは、雪が降ったある日、福井県で撮影した写真を自身のTwitterに公開。

【映像】タイムトリップかな…? 氷河期すぎる福井県の写真

 「寒波に襲われた福井駅が完全に氷河期でした」という言葉を添えて投稿された写真に写っていたのは、なんと雪が積もった恐竜の姿!

 福井県は「恐竜王国」と呼ばれる国内随一の恐竜化石の産出地で、実は国内の8割以上が福井県で発掘されています。この恐竜のモニュメントは2015年の北陸新幹線開業に伴い、福井駅前にPRを目的として設置されたものでした。

 番組がtomosakiさんに話を聞いたところ「福井駅に雪が積もると“氷河期のようになる”ということは、以前から地元民の間では話題になっていました」とのこと。一方、今回の写真については、「夜中に撮影したため周りは完全に無人で、より一層恐竜の哀愁が漂っていました。福井は魅力がないと思われがちですが、魅力的だとたくさんの方から声をいただき大変うれしく思います」と話してくれました。

2:どうやって作ったの?! チョコレートが大変身

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 2つ目の投稿は、ネンドザイカーSNAILさん(@nendo_snail)の作品。 アルフォートといえば、ビスケットと帆船をかたどったチョコレートが組み合わさったお菓子ですが……なんと、ネンドザイカーSNAILさんが作ったのは、チョコレートの上に乗る帆船。

【映像】アルフォート“帆船”立体化の制作過程

 チョコレートでかたどったものがそのまま立体化したような、見事な再現度にTwitterでは反響が殺到。樹脂粘土で作ったというアルフォートに、ネンドザイカーSNAILさん自身も「ここまで反響があるとは思わなかった」とびっくり。また、アルフォートを販売するブルボンからも反応があり「これまでよく食べていただけにとても嬉しかったです。アルフォート愛がより深まりました」と語っていました。

 また、番組の取材に答えてくれたブルボンの担当者さんも「お菓子には人の心を元気にするような不思議な力があると私たちは考えています。みなさまの気持ちが晴れやかになってくれると嬉しいですし、食べてくれた方が元気な気持ちになってくれると尚嬉しいです!」とコメントしています。

3:ベテランも驚き!! 新人が見せた“神レベル”溶接

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 3つ目の投稿は、溶接会社を経営している社長のYoshidaWelding(@WeldingTv)さん。ある日、工場にあるキレイな溶接に疑問を感じたYoshidaWeldingさんは、社員に「誰が溶接したのか」と質問。

【映像】どれだけすごいの?新入社員と経験者の溶接を比較

 しかし、社員は「社長が作ったんじゃないんですか?」と回答。配管製作でフランジ(ボルトで繋ぐところ)と配管部分の内側の溶接は難易度が高く、ベテランでもなかなか難しいものでした。全く作った記憶がなかったYoshidaWeldingさんでしたが、その後、20歳の新入社員が溶接したものだと判明。

 YoshidaWeldingさんがこの出来事を自身のTwitterで紹介すると「これはキレイすぎる!」「溶接センスを持ったバケモノだ!」「俺よりうまくて泣けてきた…」と絶賛するコメントが殺到。大反響を呼びました。

 番組の取材に対し、YoshidaWeldingさんは「キレイな溶接が工場内にあり、誰が作ったのかなと思っていたらまさかの新人が溶接したと判明してすごく驚きました!」とコメント。「それまではみんな私が溶接したものだと思っていたみたいです…笑」と教えてくれました。

 実は、新入社員は高校時代にアーク溶接部門で優勝していたそう。YoshidaWeldingさんも「もともと才能があり、その点では他の社員とはポテンシャルが違いましたが、周りはとにかくびっくりしてます」と新入社員の今後の活躍に期待を明かしています。

4:13歳の天才現る…! 制作期間は約1カ月

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 4つ目の投稿は、こたさん(@kota_draw)が13歳のときに描いた作品です。実際に絵を見てみると……そこにはかなり緻密に描かれた都心部のような街が描かれていました。

【映像】現在のこたさんが描いた“古生代水族館”

 ビルが立ち並んでいたり、城があったり、橋がかかっていたりと細かく描き込まれた絵。こたさんによると、この街にモデルはないそうで、現実ではありえないような部分も含めて芸術性を感じます。

本当に人間なの…? 天才クリエイターたちの“神作品”5選

 こたさんはこの絵の制作風景をTwitterに投稿。ツイートを見た人からは「紛れもない努力と経験」「13歳で既にこの仕上がり!!」「パース感覚(遠近)がまじでたまらん」「まごうことなき天才」と絶賛の声が相次いで寄せられました。

 番組の取材に対し、こたさんは「小学生のころから空想の街を描くのが好きで、中学生になり本格的に大きい紙に描いてみようと思った」と制作の経緯を紹介。反響について「これほどまでの反響は初めてなのでとても嬉しいですし、びっくりしています。もっと良い作品を届けられるようにこれからも頑張っていきます!」とコメントしてくれました。

5:「脳がバグる」どう見ても“立体的な絵”に困惑&反響殺到

本当に人間なの…? 天才クリエイターたちの“神作品”5選
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 5日目の作品は、画家の越智俊介(@Oshun220)さんが投稿した絵です。「仕上げ中」の言葉とともに公開された動画を見てみると……まるで二次元と三次元を行き来しているような不思議な絵が!

【映像】立体、じゃない…! 作品の全体図

 投稿を見た人からは「え?!絵?!」「平面?立体?」「脳がバグる」「人間はここまで出来るのか」など、相次いで驚きと称賛の声が寄せられました。越智さんによると、作品のタイトルは『越智俊介』で、画家として生活する自分自身を描いたものだそう。

 制作には1カ月半ほどかかったそうで、番組の取材に対し、越智さんは「作中に描いた絵の具やスマホなどのモチーフ選びに時間がかかりました。陰影をしっかり描くことで見やすさと説得力が出せるように努力しました」とコメントしています。 これからもどんな作品が描かれるのか、引き続き楽しみですね!(『ABEMAヒルズ』より) 

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