将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が12月22日に行われ、中田功八段(54)と広瀬章人八段(34)が午前10時から対局を開始した。本局はBブロックの決勝で、勝者は本戦出場が決まる。
中田八段は、1986年4月に四段昇段。竜王戦6組、順位戦C級2組。振り飛車党のベテラン棋士で、特に三間飛車を得意とする。弟子には名人3期の実績を持つ佐藤天彦九段(33)らがいる。
広瀬八段は、2005年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:3期)、順位戦A級(A級:8期)。タイトルは竜王1期、王位1期の計2期、棋戦優勝は若手棋戦の新人王戦で1回。各棋戦での上位で安定した力を誇るトップ棋士の一人として数えられるが、段位が八段なことでファンからは「8.9段」と呼ばれることもある。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。25人が参加する八段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は中田八段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)