師匠・弟子ともに、現役のままであることも多い将棋界。師匠が現役バリバリであればあるほど「強く戦うところを見せる」ことは、実に大きい。「第1回ABEMA師弟トーナメント」に、深浦康市九段(49)は弟子の佐々木大地五段(26)と出場する。佐々木五段はデビュー以来、約300局を指し通算勝率が7割を超える若手ホープだが、この優秀な弟子に、深浦九段は強い男の背中を見せている。四冠保持者となった藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)に通算3勝1敗と勝ち越し“藤井聡太キラー”とも呼ばれ始める師匠は「自分が勝たないと弟子の心が動かない」という。どれだけ強大な相手にも立ち向かう、強い意志を語った。