竜王戦の1組ランキング戦の1回戦が12月24日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)と豊島将之九段(31)が、持将棋指し直しの末に、107手で勝利した。渡辺名人は1組残留以上が確定。215手で持将棋が成立し、即日指し直しになった一局が終わったのは、翌25日の午前2時57分。クリスマスイブの夜に、将棋界をリードする実力者が、将棋史に残る大熱戦を繰り広げた。