トップに拘る強気の姿勢が生んだ結果だった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月4日の第2試合では、赤坂ドリブンズの鈴木たろう(最高位戦)がオーラスでの逆転勝利。その鬼気迫る闘牌で実況や解説、ファンを戦慄させた。
起家からEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、鈴木、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)の並びで始まった当試合は、トップ目が目まぐるしく入れ替わるシーソーゲームだった。先に攻めたのは鈴木で、東1局ではリーチ・赤の2600点、続く自身が親の東2局では巧みな打ち回しで白・中・ドラ2の満貫・1万2000点を獲得。早くも頭一つ抜け出すことに成功したが、ここから小林の猛追が始まった。
まず、小林自身が親の東3局1本場で満貫・1万2000点(+300点)をアガると、東4局3本場では4000点(+900点)をツモって逆転。その後、鈴木が2連続のアガリで持ち点5万点を超えるも、再び小林がひっくり返す好試合で、ファンを「2人のレベルの高さ」「2人の戦い、すごすぎる」と大いに興奮させた。そんな中で迎えた南4局3本場、鈴木は萩原の国士無双狙いを感じながらも4筒をポンして四万・七万待ちでテンパイ。ほどなくしてその待ち牌のひとつ、四万が小林から零れ落ちると、タンヤオ・赤・ドラの3900点(+900点、供託4000点)をアガって再逆転勝利を決めた。
これには解説も「たろうの執念が実った感じ」と感心し、鈴木自身も勝利者インタビューで「無理矢理もぎ取った感じがしてます」とコメント。随所で見せた攻めの姿勢については「仕掛けている以上、放銃よりは先にアガられちゃうのが嫌」とし、ツモ番なしの場面で安全牌ではない牌を切ったことへの質問には「あれは僕のダメなところ」と苦笑いしながらも、「他の人ならギリギリ押さないところでも、僕の中ではギリギリ押すところだったんです」と答えた。
「まぁ、ちょっと無茶しちゃったかな」。インタビュー終盤では、やや攻め過ぎたことに反省の色を見せたが、強気にアクセルを踏み続けて他にプレッシャーを与え続けたからこそ、掴めたオーラスでの逆転勝利。第1試合ではチームメイトの村上淳(最高位戦)が最下位に沈んでいただけに、この冴えまくりの闘牌にはファンも「すごい気迫だった」「キレッキレだった」「やっぱり強いわ」「カッコ良すぎる」と圧巻の様子だった。
【第2試合結果】
1位 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)4万8200点/+68.2
2位 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)4万2600点/+22.6
3位 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)1万6900点/▲23.1
4位 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)-5400点/▲67.7
【1月4日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +272.4(52/90)
2位 セガサミーフェニックス +208.7(52/90)
3位 EX風林火山 +132.9(52/90)
4位 U-NEXT Pirates +97.4(52/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +85.2(52/90)
6位 渋谷ABEMAS +6.5(52/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲218.6(52/90)
8位 TEAM雷電 ▲604.5(52/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







