相手の手をバッチリ看破、狙った牌でアガリをもぎ取った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月7日の第1試合、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)がセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)の手を読み切り、手に残っていると読んだ1索待ちで七対子をロン。この打ち回しに、見る者は大いに沸いた。
場面は接戦が続く南1局。渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の先制リーチに対して慎重に牌を選びながら、松ヶ瀬は七対子をテンパイ、1索を待ちにした。この待ち取りについては「誠一さんが持っているんじゃないかなと思って打っていたんですけど」と明かし、その理由としては「1枚2索を打ってるのに、リーチを受けた後に現物の2索を手出ししてきたので、1・2で持っているか、1・1・2で持っているかわからないですけど、手詰まったら出るんじゃないかなと。6400点か裏ドラが乗って1万2000点が大きすぎるんで。他にいい待ちも全然なかったので、(リーチに)行くならこれかなって」と説明した。
読み通り、近藤の手は1索が残っており、これが2軒リーチに対して選ばれ、松ヶ瀬のアガリとなった。精度抜群の読みに視聴者も驚きを隠せず「なんて野郎だ!」「この男、繊細である」「ガセの読みすげえな」とコメントが立て続いた。
この日は奇しくも、メガネ着用の選手が揃った“メガネ対決”も話題に。松ヶ瀬はその件については「僕の勝ち。No.1メガネ」と勝ち誇った笑顔を浮かべていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)








