<大相撲一月場所>◇五日目◇13日◇東京・両国国技館
ソルトシェーカーとして知られる前頭十一枚目・照強(伊勢ヶ濱)が、自ら撒いた大量の塩に足を滑らせたか、前頭十一枚目・佐田の海(境川)に引き落としで敗れて3敗目を喫した。敗れた直後、足元を悔しそうに見つめる照強の様子に視聴者からは「すべっとるやん」「そこが可愛い」といった声が、さらに人気アニメ『鬼滅の刃』ならぬ「自滅の塩」といったコメントまで寄せられる中、実況アナが発した「自分が滑ってしまう可能性も」「伯方の塩で粗塩なんですよね」などといったコメントが反響を呼ぶ一幕もあった。
“令和のソルトシェーカー”こと照強。五日目の取組でも大量の塩を鷲掴みにすると大胆に撒き、ABEMAで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「お客さんのところまで飛んでいるんじゃないか」とコメント。その後、仕切り線に立った照強は自ら足で土俵上をならすような仕草で塩を払うと、熊ヶ谷親方も「自分でだいぶならしましたね。やはり本人も滑ると思っているのでは」と指摘。すると実況を務めた小出朗アナウンサーも「どちらかというと、自分が滑ってしまう可能性も」と予言めいた発言で続いた。
その後、立ち合い右に変化した照強は相手の足を取るように素早く攻めたものの、回り込んだ際に足が滑ってしまい、うつ伏せになるように突っ伏して引き落としで敗れて3敗目を喫した。敗れた照強は立ち上がるとしばし悔しそうに足元を見つめていた。勝った佐田の海は3勝目を挙げた。取組を受け、解説を務めた熊ヶ谷親方は「ちょっと足を滑らせたんじゃないですか」と一言。同じく小出アナも「自らの塩で滑ったかのようにも見えました」と語った。
その後、取組のVTRを確認した熊ヶ谷親方が「立ち合いは上手くいったんですけど……ちょっと滑っているようにも見えますよね」と照強が自ら撒いた塩に足を滑らせたように見えることをあらためて指摘すると、小出アナも「塩のところでスルッといってますね。伯方の塩で粗塩(粒が大きい)なんですよね。敵に塩を送るという言葉もありますが、自らに塩を送ってしまった形に」と述べた。
身長169センチと小柄である自らの体を大きく見せるために大量の塩を撒いているとも語ったことがある照強。持ち前の塩撒きが仇となったかのように見える一番に、視聴者からは「すべっとるやん」「自滅の塩」「塩すべり」「言わんこっちゃないw」といった声が多数。敗れた後に足元を悔しそうに見つめる姿に「そこが可愛い」といったコメントも聞かれた。また小出アナの「伯方の塩で粗塩」に対しても「粗塩w」「塩にも造詣が深いアナウンサー」などの反響が、さらに「自分が滑ってしまう可能性も」との発言を受け「フラグ回収w」といった声も寄せられていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)