もしもあなたが将棋界のスター、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)と雑談できるとしたら、どんな話題から切り出すか。ファンだけでなく将棋界でも、それほど会話をした人は多くないところ、師匠の杉本昌隆八段(53)がすすめるのは、「苦手なきのこ」と「得意の詰将棋」だった。この2つがあれば、突然の遭遇であってもスムーズに会話ができるはず(?)。
【動画】敗戦を悟り思い切り「がっくり」した藤井聡太竜王
 この“鉄板ネタ”について明かしたのは、1月16日に行われた朝日杯将棋オープン戦で藤井竜王の対局について、中継していたABEMAの聞き手を務めていた本田小百合女流三段(43)だ。昨年、この朝日杯で行われた現地での大盤解説会でも聞き手となった際、杉本八段らと雑談をしたことを思い出した。「解説と聞き手でお話をしていたんです。藤井先生がどうやったら話をした時に盛り上がるか、何の話題をしたらいいか。そうしたら苦手なきのこの話をするといいと。あと詰将棋の話と言っていたんですけど、詰将棋の話だとついていけなくなるので(笑)」。好きなものときらいなもの、確かに日頃から考えている時間が多いものであれば、本人もすぐに言葉が見つかりそうなものだ。