「絶対トップを取りたかった」白鳥翔が個人5勝目 相手を見透かす超高性能の洞察力/麻雀・Mリーグ
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 鳴いて良し、リーチも決まる。選択を次々と決め、トップを掴み取った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月17日の第1試合、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)が今期5勝目を獲得。スタイル自在、鳥が颯爽と大空を飛ぶような麻雀で、ライバルを抑え込んだ。

【動画】勝利を振り返る白鳥翔

 レギュラーシーズン敗退ラインがちらつく5位というチーム成績。まだ気にするには早すぎるが、気分良く上位を走らせるわけにもいかない。そろそろギアを切り替えようか、そんなチーム59試合目の対局者は白鳥、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)の並びで開始した。白鳥は東2局、佐々木のリーチを鳴きでかわすと、東3局1本場は4巡目に打たれた自風の西ポンによるテンパイを取らず、ツモでテンパイをしてリーチ。待ちは5・8索だがこれを赤5索でツモ、裏ドラを乗せてリーチ・ツモ・赤・裏ドラの8000点(+300点)をゲットした。

 南1局は5索がポンされ自身の5・8索待ちのリャンメンターツが弱くなっているところで、垂らされた蜘蛛の糸のように上家から切られた8索をチー。これで678のタンヤオ三色同順の片アガリをテンパイした。これをツモって、タンヤオ・三色同順・赤の6000点を加点した。

 山場は南4局。ラス目の佐々木が配牌からある中をすぐさま暗カン。いきなり緊張が走るが、白鳥も早々にタンヤオのリャンシャンテンという好手牌だ。6巡目にテンパイし待ちはカン七万。苦しい形だが打点は出ても満貫だ。8巡目、佐々木が満を持してリーチ、事態は風雲急を告げる。跳満を放銃してもトップのままでいられる白鳥は、ここが勝負所と危険牌を叩きつけた。結果は佐々木が跳満をツモり、白鳥はトップ目のまま逃げ切りに成功した。

 試合後はかすれた声で「嬉しいです」とまず一言。オーラスの佐々木とのぶつかり合いでは、相手の高い手(カンドラの8筒が暗刻)は読めていたと語り、それでも自分のアガリと着落ちの可能性を天秤にかけて勝負した、とその理由を説明した。この洞察力については視聴者も驚愕し「そこまで読んでたのが凄すぎる」「めっちゃ見えてるな」など多くのコメントを送った。

「絶対トップを取りたかった」白鳥翔が個人5勝目 相手を見透かす超高性能の洞察力/麻雀・Mリーグ

 この日はチームのオンラインパブリックビューイングが開催されており、トップが期待されるタイミングで結果を出せたことに喜んだ。「SNSで応援の声をいただいて、より一層噛みしめて打っているつもりです」とファンへの感謝を語り、この試合については「絶対トップを取りたかった」と強い覚悟で臨んでいたことを明かした。

 これで5勝目、個人成績で上位を狙えるポジションにも上がってきた。リーグ創設年度からいるメンバーの一人で、元来実力を高く評価されてきた白鳥だが、4年目の今期は鳴きもリーチも凄みが増している。初優勝という大目標の前に、まずはレギュラーシーズン突破。その原動力となることを期待され、終盤戦も多くの登板が託されるはずだ。

【第1試合結果】

1着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)3万6700点/+56.7
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万5400点/+5.4
3着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万4000点/▲16.0
4着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)1万3900点/▲46.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【動画】勝利を振り返る白鳥翔
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【動画】チーム連勝に笑顔が絶えない松本吉弘
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