将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が1月21日に行われ、南芳一九段(58)と木村一基九段(48)が午前10時から対局を開始した。勝者は午後2時から本戦出場をかけて藤井猛九段(51)と対戦する。
南九段は、1981年1月に四段昇段。竜王戦5組(1組:16期)、順位戦C級2組(A級:9期)。タイトルは通算7期、棋戦優勝は6回。強豪棋士が多数プロ入りした通称「花の55年組」の一人だ。
木村九段は、1997年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:13期)、順位戦B級1組(A級:5期)。タイトルは王位の1期で、棋戦優勝は2回。力強い受けが特徴の棋士で「千駄ヶ谷の受け師」という異名は、将棋界でも有名だ。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は南九段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)