「東京リベンジャーズ」は、「週刊少年マガジン」に2017年から連載されていた和久井健氏の漫画「東京卍リベンジャーズ」を原作とするアニメ作品です。原作コミックスの累計発行部数は7000万部を突破。アニメ1期は2021年4月~9月にかけて全24話が放送され、コミックスの第1話~第73話までが描かれました。アニメ2期は2023年1月7日から「聖夜決戦編」が放送され、「天竺編」の制作が発表されています。
アニメ「東京リベンジャーズ」に登場する林田春樹(はやしだ はるき/パーちん)は、東京卍會(とうきょうまんじかい)の創設メンバーの一人であり、「8・3抗争」の発端となる出来事に関わる重要な人物です。早い段階で少年院に入ってしまうため登場回数は決して多くはないのですが、武骨ながらも友達を想う心が伝わるパーちんの行動はファンに強い印象を残しました。
今回は、パーちんのプロフィールや性格、仲間との関係性のほか、自慢のバイクについても解説していきます。
目次
- パーちんが登場するアニメ「東京リベンジャーズ」とは
- 「東リベ」パーちんの基本情報!声優や誕生日などのプロフィールを紹介
- パーちんは参番隊を率いるバリバリの武闘派
- 8・3抗争のきっかけにもなったパーちんの想いとは?
- パーちんとペーやんの友情が熱い
- 現代でのパーちんは?
- パーちんのバイクがかっこいい!
- パーちんの人気は?
- アニメ「東京リベンジャーズ」パーちんのまとめ
パーちんが登場するアニメ「東京リベンジャーズ」とは
これまでの人生で嫌なことからは逃げ続け、どん底の生活を送るダメフリーターの主人公・花垣武道(はながき たけみち/タケミチ)は、何気なく見たニュースで中学時代の恋人橘日向(たちばな ひなた/ヒナ)の死を知ります。その後、何者かに突き飛ばされて駅のホームに転落し、電車が迫る極限の状態でタイムリープが発動。そこから現代に戻ったタケミチは、ヒナの弟である橘直人(たちばな なおと/ナオト)からヒナの死の原因が巨悪組織「東京卍會」の抗争にあることを聞き、ナオトと協力してヒナを救うことを決意します。
過去を変えてヒナを救うため、そして負け続けだった自分の人生にリベンジするために、殴られても蹴られても立ち上がるタケミチの成長や、巨悪化を止めるために東京卍會に近づくにつれて生まれる仲間との絆がこの作品の魅力です。それにともなう迫力あるアクションシーンや、タイムリープして過去を変え続けることで最終的にヒナを救うことができるのかというサスペンス的な展開も見逃せません。
「東リベ」パーちんの基本情報!声優や誕生日などのプロフィールを紹介
アニメ「東京リベンジャーズ」にて、東京卍會の幹部の1人として登場するパーちん。名前は林田春樹ですが、作中では常に「パーちん」と呼ばれており、名前で呼ばれることはありません。東京卍會、通称東卍(トーマン)の創設メンバーで、アニメ開始時は参番隊隊長。副隊長は林良平(はやし りょうへい/ペーやん)が務めています。
体格が良く、武闘派で、考えるよりも先に手が出るタイプ。一方、ただ暴力的なだけではなく、愛美愛主(メビウス)との抗争前は、友達のリベンジがしたいという気持ちと、東京卍會のみんなに迷惑がかかるという気持ちの間で悩むなど、友達想いな面もあります。
第7話で愛美愛主のリーダー、長内信高(おさない のぶたか)を刺して少年院に入るため、それ以降は過去編での登場は回想シーンのみとなっています。
パーちんの基本情報【プロフィール】
■身長:164cm(過去)
■体重:80kg
■年齢:14歳(中3、過去)/26歳(現代)
■誕生日:1991年2月24日
■星座:うお座
■血液型:O型
■通称:パーちん
■イメージカラー:黄緑
■好きなもの:トラ
■嫌いなもの:虫
■特技:パンチングマシーンの一位を塗り替える
■尊敬する人、あこがれの先輩:佐野万次郎
■苦手な人、怖い人:ゴキブリ
■夢:マイキーに喧嘩で勝つこと
■武勇伝(または失敗談):今までマイキーに勝負を10回挑んだ&マイキーに喧嘩連勝をストップされた
■お気に入りの場所:ペーやん家
■ある日の日常(起床から寝るまで):一虎が持ってきたファッション誌に、カッコいいアロハシャツが載ってて売ってるお店へ(代官山)めっちゃオシャレー!って一虎と盛り上がり色違いでオソロ購入。東卍幹部会に着て行ったらみんなにチンピラコンビっていわれた。くやしい。雑誌で見た時はイケてたのになぁ…なんでだろ
(出典:東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下)
パンチングマシーンの記録を塗り替え続けるパワーファイターのパーちんですが、佐野万次郎(さの まんじろう/マイキー)には何度挑んでも勝てません。マイキーに勝つことを夢に掲げつつも、マイキーを尊敬しているところが、武闘派のパーちんらしいところです。
パーちんの基本情報【声優】
パーちんの声を演じているのは、木村昴(きむら すばる)さんです。日本人の声楽家の母と、ドイツ人オペラ歌手の父を持つハーフで、7歳まではドイツで育ち、日本に移住後は児童劇団に所属して俳優や声優、歌手としても活躍した経歴を持ちます。現在はラッパーとしても活動し、「天才劇団バカバッカ」の主宰や、テレビ東京「おはスタ」のメインMCも務めています。
パーちん以外に担当しているキャラクターとしては、「ドラえもん」のジャイアン役や、「呪術廻戦」の東堂葵役が有名です。
パーちんは参番隊を率いるバリバリの武闘派
パーちんは東京卍會創設メンバー6人のうちの1人で、当時からパワーファイターとして認められていました。創設の発起人である場地圭介(ばじ けいすけ)は第22話で1人1人に担当を割り当てるときに、「旗持は力自慢のパーちん!!」と言っています。
パーチンが隊長を務める参番隊は、東卍きっての武闘派チームです。第3話でタケミチがマイキーや龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん/ドラケン)と知り合うきっかけになった、喧嘩賭博を開催していた清水将貴(きよみず まさたか/キヨマサ)も参番隊の隊員でした。喧嘩賭博がバレてキヨマサがマイキーにぶっ飛ばされたこともあり、第5話の東京卍會の総会で初めてタケミチに会ったパーちんは、「どー落とし前つけんだコラ」といきなり蹴飛ばしてきます。
喧嘩の実力にも定評があり、第7話で長内とタイマンになったときにも、ペーやんはパーちんのことを「一人で突っ込んでチーム一個潰しちまうようなヤツだ」「長内なんかにゼッテェ負けねぇ」と全幅の信頼を寄せています。
8・3抗争のきっかけにもなったパーちんの想いとは?
8・3抗争のきっかけになった愛美愛主とのトラブル。その背景にあったのは、パーちんの友達への想いでした。
愛美愛主のメンバーに親友とその彼女や家族まで襲われたパーちんは、愛美愛主への怒りを燃やしますが、抗争となると東卍もただでは済まないということで頭を悩ませます。第5話の総会でその話を聞いたマイキーが、メンバーに言ったのが「パーの親友やられてんのに“愛美愛主”に日和ってる奴いる? いねえよなぁ!!?」というセリフでした。この名言はSNSでバズり、「ひよっているやついる?」は「JC・JK流行語大賞2021上半期」のコトバ部門第3位にランクインしています。
このパーちんの因縁に端を発した愛美愛主とのトラブルは、後に8・3抗争へと発展しますが、パーちん自身はそれに参戦することはありませんでした。
東卍の主要メンバーが、8月3日の武蔵祭りで仕掛ける愛美愛主との抗争についての相談をしていると、総長の長内がそこに乗り込んできます。長内にタイマンを挑んだパーちんは、ボクシングの経験のある長内からボコボコにされますが、ふらふらになっても倒れない意地を見せました。
その後、長内はマイキーに一撃で倒され、愛美愛主を傘下に付ける宣言をしたことで騒動は終息を見せましたが、長内を許せないパーちんがナイフで刺してしまいます。それが原因で、パーちんは少年院入り。マイキーとドラケンが仲たがいしたスキを突くように、ドラケンを恨むキヨマサやパーちんの親友であるペーやん、愛美愛主の残党を率いた半間修二(はんま しゅうじ)が武蔵祭りの日に仕掛けてきます。これが、パーちんが引き金になりつつも、パーちん自身は少年院にいて参加できなかった8・3抗争です。
パーちんとペーやんの友情が熱い
ペーやんは参番隊の副隊長で、隊長のパーちんと常に行動を共にしていた存在です。ペーやんはパーちんを慕うあまり、自首したパーちんを「見捨てた」と思い込み東卍、とくにドラケンを逆恨みします。その強すぎる想いが、愛美愛主の残党と結びついて8・3抗争を引き起こす一因になりました。第9話の抗争のさ中には「パーちんはオレの“全部”なんだよ!!?」と、マイキーを殴るシーンもあります。
それだけパーちんを慕うペーやんですが、パーちんの横で凄むときにいるも「パーちんの脳みそはミジンコだぞ、コラ」と半ばディスっているような言い回しをします。もちろんぱーちんはリスペクトしたうえで言っていることですし、パーちんも褒められているように感じているので、それで上手くいっているのでしょう。
現代でのパーちんは?
過去編では第7話以降、回想でしか登場しないパーちんですが、現代編では第24話に東京卍會最高幹部の1人として登場します。
現代では26歳になっているパーちんですが、相変わらず傍に控えるペーやんに「パーちんの脳ミソは空気でできてんだバカヤロー」と言われていました。武闘派なのも変わっておらず、同じく幹部の元弐番隊副隊長、柴八戒(しば はっかい)にマイキーの金魚のフンと言われて椅子を蹴飛ばし、「表ぇ出ろ柴ぁ!!」と喧嘩っぱやいところを見せています。
パーちんのバイクがかっこいい!
パーちんの愛機は、ホンダのCBX400F。当時の400ccでは最高クラスの馬力と最新のブレーキシステムを備えたバイクで、爆発的な人気を誇りました。現在でも人気が高く、中古相場は100~300万円、高いものは500万円近い値が付くこともあり、高額なうえに人気故の盗難が多いことから、「保険に入れないバイク」として話題になったこともあります。
バイクに乗ってパーちんが登場するのは、第22話の東京卍會結成前後のエピソードのみです。「オレのCBX400Fが最強だよ!」と言いながら皆を追い越して去っていくため、見られるのはほんの一瞬です。創設メンバーで海に行った時のエピソードでは、旗持ちとして旗を持って三ツ谷の後ろに乗っているため、バイクは登場していません。
パーちんの人気は?
「週刊少年マガジン」2022年47号で発表された人気投票では、パーちんは残念ながら公開された31位以内にランクインしませんでした。また、相棒であるペーやんもランクインを逃す結果となっています。
パーちんは、東京卍會創設にも関わった主要メンバーの一人です。それにも関わらずランキング外となり、SNS上では結果を残念がる声が見受けられました。
アニメ「東京リベンジャーズ」パーちんのまとめ
パーちんは、東京卍會創設メンバーの1人で、東卍きっての武闘派である参番隊隊長を任されていた男です。その一方で、親友の仇を取るために愛美愛主と戦おうとするなど友達想いな一面もあり、長内を刺した後は自首をする潔い性格でもあります。
第7話で少年院に入ってしまうため、過去編での登場は少なく、タケミチとの接点も多くはありませんでした。しかし、現代でも東京卍會最高幹部の1人として登場するなど、今後の活躍が期待されるキャラクターです。
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
出演声優がMCを担当!『声優と夜あそび2023』情報
■灰谷竜胆役・下野紘さんが火曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■灰谷蘭役・浪川大輔さん&九井一役・花江夏樹さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■稀咲鉄太役・森久保祥太郎さんがウォーカーズMCを担当『声優と夜あそび2023』
「東京リベンジャーズ」原作漫画