アニメ「東京リベンジャーズ」(東リベ)は、2017年3月から週刊少年マガジンで連載された和久井健氏による「東京卍リベンジャーズ」を原作とする人気作品です。原作コミックスの累計発行部数は7000万部を超え、その第1話~第73話までが、全24話のTVアニメとして2021年4月~9月にかけて放送されました。2023年1月7日から2期「聖夜決戦編」が放送され、「天竺編」の制作決定も発表されています。
2021年に公開された実写映画「東京リベンジャーズ」は同年実写No.1ヒットを記録、2023年GWと夏には続編映画「東京リベンジャーズ2」血のハロウィン編が公開されます。
タイムリープの能力に目覚めた主人公花垣武道(はながき たけみち/タケミチ)が、現代と12年前とを行き来しながら、元彼女の死を回避し、巨悪組織となった東京卍會(とうきょうまんじかい)の現在を変えようとするストーリーです。この記事では、暴走族である過去の東京卍會のメンバーが乗るバイクを紹介します。
目次
- かっこいいバイクの登場するタイムリープアニメ「東京リベンジャーズ」とは
- アニメ「東京リベンジャーズ」ではバイクを愛するキャラたちが活躍
- アニメ「東京リベンジャーズ」各キャラクターのバイクを紹介!
- マイキーの愛機「CB250T」
- ドラケンの愛機「ZEPHYR400」
- 三ツ谷の愛機「GSX400FS」
- 場地の愛機「GSX250E」
- パーちんの愛機「CBX400F」
- 一虎の愛機「KH400」
- ぺーやんの愛機「Z400FX」
- アニメ「東京リベンジャーズ」登場バイクについてのまとめ
かっこいいバイクの登場するタイムリープアニメ「東京リベンジャーズ」とは
アルバイトをしながらパッとしない人生を送っていた主人公のタケミチは、元カノの橘日向(たちばな ひなた/ヒナ)が東京卍會の抗争に巻き込まれて死んだことを知ります。その後、タイムリープ能力に目覚め、12年前と現代を行き来できるようになったタケミチは、ヒナの死を回避するべく、東京卍會の巨悪化を止めようと奔走します。東京卍會のメンバーや、タケミチが当時の中学の同級生との関わりの中で成長し、嫌なことから逃げてばかりだった人生をリベンジしていくのです。
連載開始の2017年から話題となった原作である「東京卍リベンジャーズ」は、2021年4月にアニメ化を機に人気が加速。原作漫画は7000万部を超える大ヒット作となりました。2021年9月まで24話にわたって放送されたアニメでは、原作の単行本第9巻までの内容が放送され、Twitterなどで「二期が楽しみ!」「二期まだですか」といった続編への期待が寄せられていた。
アニメ「東京リベンジャーズ」ではバイクを愛するキャラたちが活躍
アニメ「東京リベンジャーズ」は、東京卍會をはじめとする暴走族の世界が舞台となっています。主要キャラクターはそれぞれ愛車を持ち、たくさんの種類のバイクが登場しました。これらのバイクは、どれも実在のモデルであり、タイムリープした12年前に人気だったバイクが描かれています。
作中において、バイクは単なるキャラたちの愛車として登場するだけではありません。第16話で描かれているように、東京卍會初代総長である佐野万次郎(さの まんじろう/マイキー)の誕生日プレゼントとしてもバイクにスポットが当たっていました。
プレゼントするバイクを東卍のメンバーである場地圭介(ばじ けいすけ)と羽宮一虎(はねみや かずとら)がバイク店から盗もうとしたところ、マイキーの実兄である佐野真一郎(さの しんいちろう)にとがめられます。しかし、一虎はマイキーの兄と気づかず、佐野を殺してしまうという事件が起きました。このことが約3年後、第19話から始まる「血のハロウィン」事件の発端となっているように、バイクは物語の中でも重要なアイテムとなっているのです。
アニメ「東京リベンジャーズ」各キャラクターのバイクを紹介!
アニメ「東京リベンジャーズ」には、各キャラクターの愛機としてさまざまなバイクが登場します。
各キャラのバイクへの思い入れも深く、第22話の集まって走るシーンで、場地が「俺の愛車が東京一だ!」と言ったのに対して、ほかのメンバーが愛車自慢合戦を繰り広げるシーンもあります。龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん/ドラケン)は「おれの愛機は日本一だけど?」と、三ツ谷隆(みつや たかし)は「オレの“子猫ちゃん”は世界一だぞ?」と、一虎は「オレの“ロケット”は宇宙一だコラ」と、林田春樹(はやしだ はるき/パーちん)は「オレのCBX400Fが最強だよ!」と、それぞれが愛車アピールを行っていました。
ここからは、そんな「東リベ」主要キャラたちの愛機を個別に紹介していきます。
マイキーの愛機「CB250T」
■メーカー ホンダ
■通称 バブ
■発売 1978年
作中では「バブ」と呼ばれていますが、正式名称は「CB250T HAWK」。排気音が「バブー」と聞こえることからバブと呼ばれているバイクです。
トルクフルで低速でも取り回しがしやすく、タヌキの尻尾と呼ばれるマフラーなど個性的なデザインもあって、根強い人気があります。中古価格は120万円前後でしたが、2020年ごろからは150万円とさらに人気が高まっているバイクです。
マイキーのバイクは兄の手によって組み立てられたカスタマイズモデルで、カミカゼ管を使っていることから“神風スペシャル”と呼ばれることもあります。タンクに「卍」のマークもあり、東京卍會の総長にふさわしい一台といえるでしょう。
マイキーは、愛機のバブを兄から譲り受ける前は「CB250T(バブ)の50ccモデル」だと称してホンダのDioに乗り、憧れのバブの正式名称であるHAWKから「ホーク丸」と名付けていました。
第16話ではマイキーが大切にしていたホーク丸を守ろうとした場地が、年上の暴走族たちにボコられていたところに、マイキーが登場。「オレの“愛車”(ホーク丸)に指一本でも触れたら殺すよ?」と言っていたにもかかわらず、マイキーはホーク丸を自ら一蹴したうえで「あんなモンの為に体張らしてごめんな!」と、バイクよりも友達である場地を大切にする姿を見せていました。
ドラケンの愛機「ZEPHYR400」
■メーカー カワサキ
■通称 ゼファー
■発売 1989年
レプリカブームのさなかに発売され、ネイキッドブームの先駆けとなったバイクです。70年代を思わせるネイキッドのビジュアルと、空冷直4エンジン、集合マフラーによる排気音が人気を集めました。現在でも中古市場では100万前後で取引され、年式や状態によっては200万円を超える場合もあります。
ドラケンのゼファーのタンク部分には、頭に入れている刺青と同じ龍の模様が入り、一目でドラケンの愛機とわかる仕様になっています。「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」では、ドラケンに恋するエマの「嫌いなもの」の項目に「ゼファー(恋敵)」と記載されていて、どうやら自分よりも大切にされているゼファーにヤキモチを焼いているようです。
三ツ谷の愛機「GSX400FS」
■メーカー スズキ
■通称 インパルス
■発売 1982年
2008年まで続く、スズキのインパルスシリーズの初代モデルです。GSX400FSの生産は1982年の発売から1年後の1983年までとなっています。インターネット上では、その形状から「3代目インパルス」という説も出ていましたが、「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」の中でGSX400FSと紹介されているので、初代で間違いないでしょう。中古価格は60~80万程度で、状態によっては100万円近くすることもあります。
三ツ谷がバイクに乗るシーンはそれほど多くはないのですが、タンクには東京卍會の文字が入り、“子猫ちゃん”と呼ぶなど三ツ谷らしい愛情が感じられます。
場地の愛機「GSX250E」
■メーカー スズキ
■通称 ゴキ
■発売 1982年
スズキが世界に誇る「カタナシリーズ」。その元祖と呼ばれるのが、こちらのGSX250Eです。GSX400Eと同じスタイルでありながら、エンジンだけでなくフレームも別の専用フレームにすることで、軽量化を図り、操縦しやすいバイクとなっています。人気のある名機ですが、タンクを上から見たときの形状があの虫っぽいからという理由で、不名誉(?)な通称を付けられています
第22話でマイキーと話しているように、場地のGSX250Eは、パーツを譲ってもらいつつ、自分でレストアしたもの。場地の死後は松野千冬(まつの ちふゆ)に受け継がれました。
パーちんの愛機「CBX400F」
■メーカー ホンダ
■通称 特になし
■発売 1981年
当時の400ccバイク最高クラスの馬力を有し、リアに装備したプロリンクサスペンション、最新のブレーキシステムなどを備えていることもあって爆発的な人気を誇ったバイクです。現在でも人気が高く、当時の新車価格が48万円なのに対して、現在の中古相場は100万円から300万円。高いものだと500万円近くすることもあります。高額なうえに盗難も多いことから「保険に入れないバイク」としても話題になりました。
パーちんは7話で長内信高(おさない のぶたか)を刺して少年院に入ってしまうため、バイクに乗るシーンはあまり出てきません。しかし、第22話の東京卍會結成前後のエピソードでは、パーちんのバイクを見られます。
一虎の愛機「KH400」
■メーカー カワサキ
■通称 ケッチ
■発売 1980年
KH400のKHから通称ケッチと呼ばれるバイク。カワサキの人気シリーズだったマッハの後継機として、現在でも根強いニーズがあります。中古の相場は250万円前後。「バリバリ」と鳴る派手な排気音が、当時から暴走族に人気がありました。
一虎のケッチは、ロケットカウルやアルフィンカバーなどが装着されていて、かなりカスタマイズがされていることがわかります。
ぺーやんの愛機「Z400FX」
■メーカー カワサキ
■通称 フェックス
■発売 1979年
1977年に生産中止となった、ホンダのCB400FOUR以来となる400cc4気筒モデル。当時このクラス最強の馬力をもち、前後ディスクブレーキなどの装備が充実していることから一気に人気が爆発したバイクです。当時の発売価格は38万5000円ですが、現在の中古相場は400万円から500万円。アニメ「東京リベンジャーズ」に出てくるバイクの中でも、屈指の高額バイクといえるでしょう。
作中では林良平(はやし りょうへい/ぺーやん)らしく派手な塗装を施し、ロケットカウルや三段シートなど、かなりの暴走族仕様に仕上がったZ400FXとして登場しています。
アニメ「東京リベンジャーズ」登場バイクについてのまとめ
アニメ「東京リベンジャーズ」には、当時街を走っていた実在の人気バイクが多数登場することから、アニメファンだけでなくバイク好きからも注目を集めました。
マイキーやドラケンなどは、当時12歳~中学生なので、自分でバイクを購入できません。それぞれのバイクは、先輩から譲ってもらったり、それをレストアしたりして使っています。当時、小学生にもかかわらず、自分でGSX250Eのレストアをした場地は凄いの一言です。
ちなみに免許について、「東リベ」公式は2018年にTwitterで以下のようにコメントをしています。
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
出演声優がMCを担当!『声優と夜あそび2023』情報
■灰谷竜胆役・下野紘さんが火曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■灰谷蘭役・浪川大輔さん&九井一役・花江夏樹さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■稀咲鉄太役・森久保祥太郎さんがウォーカーズMCを担当『声優と夜あそび2023』
「東京リベンジャーズ」原作漫画