危険度は枚数じゃない 沢崎誠、地獄待ち読み切り神回避にファン騒然 解説も脱帽「職人の判断ですね」/麻雀・Mリーグ
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 一撃必殺の“地獄待ち”を読み切ったベテラン雀士の好判断、観る者は度肝を抜かれた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月21日の第2試合、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)のリーチにロンとなる白を止めて“神回避”に成功、視聴者が騒然となるシーンがあった。

【動画】相手の待ちを驚きのビタ止め

 場面は南3局1本場、七対子をテンパイした多井は、待ち頃の牌を探してダマテン。終盤に2枚切れの白を引くと、これを待ちにしてリーチした。沢崎がこれを掴んだが、小考してこれを止め、2枚持っている南を切り出した。これに解説の土田浩翔(最高位戦)はしばし絶句の後、実況の松嶋(協会)に対して「どうして1枚切れの南は切れて、2枚切れの白は切らないの?」と逆質問。松嶋が「そんなことを私に聞かれましても!普通は南ですよね!?」と回答すると土田は「はははは」と思わず吹き出し「職人の判断ですね」と絶賛した。

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 またコメント欄にも「チートイツだって読めてるの?」「絶対白やろw」「地獄やりそうだからなーって読みやろ」と驚きの声や多くの意見が投稿され、無事にこの局を流局に持ち込んだ際には「こういうのをプロという」「魅せるねぇ」「マムシ恐ろしい」と賛辞が連投されていた。

 ちなみに沢崎本人はインタビューで「(1回通れば)2巡しのげるのもありますけど」と前置きした上で、「多井君が僕を狙ってくるとすれば、1枚切れの南じゃないんだろうなと、思うわけですよね」と、多井が七対子であることをまず看破し、その上で待ち取りの選択まで読み切っていたと語った。ここまで説明して、最後に「なんとなく」と一言加え、決して“ドヤ顔”には受け取られないような配慮もあり、卓越した実力に加えてこの好々爺っぷりにもファンは魅了されていた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【動画】余裕たっぷりに語る沢崎誠
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【動画】相手の待ちを驚きのビタ止め
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