関脇・御嶽海(出羽海)が横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を寄り切りで下し、3度目の幕内優勝を果たした。
御嶽海が敗れれば照ノ富士、前頭六枚目・阿炎(錣山)との巴戦での優勝決定戦を迎える状況だったが、見事、本割で決着をつけた。立ち合い、正面からぶつかっていった両者だったが、御嶽海は左から強烈におっつけて、照ノ富士の大きな体の中へと入り込み、寄り切りで下した。
優勝が決まった瞬間、館内は大きな拍手に包まれた。ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「横綱、ちょっと足の状態が良くなかったですね。御嶽海は徹底的に左からおっつけていきました。この時点で、横綱は足に力が入らなかったです。おっつけを徹底して、下から下から攻めてと、御嶽海は良い相撲でしたね」と振り返った。
この日の白星で大関昇進の目安とされる直近3場所33勝にも到達した。長野出身力士では、雷電以来227年ぶりの新大関誕生となる。コメント欄は「大関昇進か」「新大関誕生」「長野熱狂!!!」と早くも期待する声で盛り上がっていた。
なお、3敗をキープし、優勝の可能性を残していた阿炎と前頭十四枚目・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)の取り組みは、阿炎が琴ノ若を引き落としで下した。大関・正代(時津風)は前頭五枚目・千代翔馬(九重)を小手投げで下し、6勝9敗で今場所を終えた。来場所は大関・貴景勝(常盤山)とともにかど番で迎える。千代翔馬は4勝11敗。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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