関脇・御嶽海(出羽海)が13場所ぶり3度目の優勝を決めた。
今場所、御嶽海は初日から無傷の9連勝を飾り首位を快走。十日目に前頭四枚目・北勝富士(八角)、十二日目に前頭五枚目・阿武咲(阿武松)に土を付けられたが、十三日目には優勝を争っていた前頭六枚目・阿炎(錣山)との一番を制した。勢いそのままに千秋楽も星の差一つで追いかけてくる横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を土俵に沈め見事、賜杯を手にした。
大関昇進への目安となる関脇3場所での33勝にも到達した。インタビューでは大関昇進について話題が及ぶと「素直にうれしいです」と感極まった表情を見せる場面も。相撲ファンからは「涙が出てくる・・・」「泣いてまう」といったコメントも寄せられていた。
優勝インタビューの内容は以下の通り。
――3回目の幕内最高優勝。おめでとうございます。
ありがとうございます。
――久しぶりに賜杯を手にして、感触はいかがでしたか?
やはり、自分には重たいなと思いました。
――単独の先頭で迎えた千秋楽。どんな思いでしたか?
自分の相撲を取るということだけを考えていました。
――立ち合いどんなことを考えて土俵に上がりましたか?
一生懸命いくだけでした。特に考えず、正面からしっかり当たって。後は、動いて、動ききれば自分が勝てると思っていました。
――勝った瞬間はいかがでしたか?
うれしかったです。久々の皆さんの拍手がうれしかったです。
――家族も見ている中での優勝でした。升席でご覧になっていましたが、どうでしたか?
そうですね。(微笑みながら)ありがとうございます。
――振り返ると、この初場所の十五日間はどんな十五日間でしたか?
長かったです。勝ってる時は、いつも十五日間短いと思っていたんですけど、今場所はすごく長く感じて、精神的に持つかなと思っていました。
――どんなプレッシャーを感じていたのでしょうか?
やっぱり、僕の目標である二桁勝利。それを二場所連続達成するというのを見据えていたので、今場所も取りたいという思いが強かったです。
――ということは後半戦は相当な重圧の中で戦っていたわけですか?
そうですね。でも、すごい楽しめました。後半の方が良い相撲を取っていたのかなと思います。
――大関の地位へという重圧はいかがだったでしょうか?
ものすごい皆さんの期待があるので、期待にしっかり応えたいというのはありました。
――つい先ほど、情報が入りました。臨時理事会の招集が決まりました。大関昇進に向けて話が進んでいくということになります。これを聞いていかがですか?
(19秒間考え込んで)なかなか、そういう経験はできることではないので…(感極まった表情になり)素直にうれしいです。
――大関候補と言われ続けて、ここまで長かったんじゃないですか?
長かったです。
――誰に一番最初に報告しましょう?
そうですね。まずは両親に報告したいです。
――大変な十五日間だったと思いますが、来場所は大変な注目を集めて、また臨む場所となると思います。
皆さん、注目して見てください。
――本当におめでとうございます。
ありがとうございます。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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