将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月25日に行われ、佐藤天彦九段(34)が糸谷哲郎八段(33)に159手で勝利した。佐藤九段はベスト4に進出した。
【中継】朝日杯本戦トーナメント 佐藤天彦九段 対 糸谷哲郎八段
午前中の対局で、青嶋未来六段(26)を174手という熱戦の末に下していた佐藤九段だが、この日2局目は早見え早指しに定評がある糸谷八段の得意戦法である一手損角換わりを受けて立つことに。お互い居玉のままバランスを取って戦う形になったが、序盤の主導権争いから少しずつポイントを稼いだ佐藤九段は、そのまま中盤、終盤にかけて有利、優勢とリードを拡大した。最終盤にはお互いの玉が上部脱出を狙い相入玉の可能性もあったが、ぎりぎりのところで糸谷玉を捕まえた佐藤九段に軍配があがった。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)