将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月28日に行われ、西田拓也五段(30)が飯島栄治八段(42)に93手で勝利した。西田五段は午後2時からベスト4入りをかけて、もう一局行う。
【中継】朝日杯 本戦トーナメント 飯島栄治八段 対 西田拓也五段
前日までの今年度成績が21勝6敗、勝率.7778と絶好調だった西田五段は、先手番から三間飛車を採用すると、飯島八段が居飛車を用いたことで対抗形の将棋に。両者しっかりと陣形を整えてから本格的な開戦となったが、飛車の筋を変えながら攻めのポイントを探った西田五段が中盤から有利、さらに優勢に。端攻めに加え、盤面中央で起きた戦いでもポイントを稼ぐと、そのままリードを拡大し、持ち時間40分のうち9分残す快勝を収めた。
西田五段は昨年もベスト4入りと大健闘。次局に勝利すれば、2年連続でのベスト4入りとともに、来期の大会も予選免除となる。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)