「止めた方がいい」打たれても打たれても…壮絶KO負けに心配の声 「周りはいろいろと言うてますが」ベテランの覚悟に反響
【映像】3ダウンで壮絶KO
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 殴られても前へ前へと出るタフなファイトスタイルを貫くベテランに「もう止めて」「タオルを」の声。それでも敢えて真っ向勝負の姿勢に解説も「戦法は変わらないですね…」「本当にタフですね」と不屈の闘志にお手上げの様子だった。

【映像】3ダウンで壮絶KO

 1月28日に後楽園ホールで開催された「Krush.133」。桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と國枝悠太(二刃会)の一戦は、3ラウンド、國枝の猛打に桝本が3ダウンを奪われて壮絶なKOを喫した。打たれても打たれても前に出て相手を削るスタイルが真骨頂のバトルサイボーグ“GORI”こと桝本ではあるものの、ファンからは「もう止めて」「心配になる」「タオルを」といった心配の声が殺到。しかし敗戦後、桝本は「自分が納得するまで泥臭く、戦います」と再起を誓った。

「止めた方がいい」打たれても打たれても…壮絶KO負けに心配の声 「周りはいろいろと言うてますが」ベテランの覚悟に反響
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 1ラウンド、国枝が前蹴りからワンツーで最初のダウンを奪われる幕開け。この日も桝本はジワジワと前に出て“打ち合い上等”の姿勢を貫いていく。2ラウンドに入っても、國枝が足を使いながらボディや顔面への連打をまとめ多彩な攻撃を仕掛けていくが、桝本は愚直なまでに接近戦を挑んでいく。桝本がロープ際でのボディショットに、あわやの場面を作ったが、國枝もここはぐっと耐えてみせ、肉弾戦の様相だ。

 最終3ラウンド、桝本のタフさに手を焼いていた印象のあった國枝だが、スイッチが入ったように打ち合いを挑むと、左ストレートを当てダウンを奪い返す。体力を消耗したか、動きが鈍くなった桝本に対して、試合が再開すると國枝が連打からの右フックで立て続けに2度目のダウンを奪って見せた。桝本のダメージは大きく、ここで視聴者から「まっすぐが見えてない」「タオルを」と心配の声が上がると、解説を務めた石川直生も状況を察して「もう止めた方がいい」と漏らした。

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  それでも気持ちで立ち上がった桝本はフラフラになり鼻血を出しながらもファイティングポーズ。その後も前進し、接近戦で打ち合うスタイルを変えない桝本だったが、冷静な國枝が一転、下がりながら距離をとって当てるクレバーな試合運びを展開。すると、ややクリンチが目立つ桝本に警告が与えられた直後、狙いすましたような國枝の右ストレートが打ち下ろしでクリーンヒット。真っすぐ崩れ落ちた桝本はその反動で後ろに倒れ、レフェリーに抱えられるようにゴングを聞いた。

 勝利を収めた國枝は「僕が今年のKrushをもっと盛り上げる」と今年の主役になりたいとアピール。一方、3連敗となった桝本は試合後、自身のSNSで「周りはいろいろと言うてますが、負けたまま終わるのは絶対嫌なので、まだまだ自分が納得するまで泥臭く、戦います!絶対這い上がる。」と力強く復活を誓った。 

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