将棋の竜王戦1組出場者決定戦が2月9日に行われ、木村一基九段（48）と糸谷哲郎八段（33）が現在対局中だ。注目の戦型は雁木模様の出だしに。受け巧者の木村九段に、独特な指し方が特徴の糸谷八段、ほぼ半日かけて戦う長時間対局で、先に主導権を握るのはどちらか。
【中継】竜王戦 1組出場者決定戦 木村一基九段 対 糸谷哲郎八段
木村九段は50代が近づく中でもトップクラスで活躍する棋士の一人。46歳3カ月という最年長でのタイトル獲得を成し遂げたほか、昨年も永瀬拓矢王座（29）が持つ王座のタイトルに挑戦した。自身の口からは年齢による衰えも出ることはあるが、周囲の棋士たちからすれば、その強靭な受けをはじめ、生命力のある玉と攻守の切り替えからの素早い寄せは脅威だ。
糸谷八段は順位戦でA級に在籍、昨年は渡辺明棋王（名人、王将、37）が持つ棋王のタイトルに挑戦、久々にタイトル戦に顔を出した。早見え早指しかつ独創的な指し手が魅力の棋士であり、対戦相手からすればどんどんと想定外の手が飛び出すだけに、自分のペースで指すことが難しいだろう。
両者の対戦は過去に7回あり、木村九段が6勝1敗でリードしている。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は木村九段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
【昼食の注文】
木村一基九段 注文なし 糸谷哲郎八段 日替わりカレー・魚介たっぷり～欧風シーフードカレー、アイスコーヒー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
木村一基九段 4時間9分（消費51分） 糸谷哲郎八段 4時間15分（消費45分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
