昔の人の教えは、令和の時代にも十分に通用するのか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」2月11日の第1試合、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)と渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)が2局連続で七対子の西単騎待ちによるアガリをモノにした。有名な麻雀格言「単騎は西で待て」を実践したこの結果に、見る者は歓声を上げた。
最初のアガリは東4局。瑞原は七対子をテンパイすると、ドラということもあり西の単騎待ちでリーチ、これを一発でツモって、跳満のアガリを決めた。そして南1局、今度は日向が序盤に七対子をテンパイ。ダマテンに構えていると、9巡目に西を引いて意気揚々とリーチに打って出た。西を引いた瞬間、解説の渋川難波(協会)は「これは!?これがいいんじゃないですか」と最も待ち頃であることを言及、また実況の小林未沙はここで「単騎は西で…?」とポピュラーな麻雀格言を持ち出した。
2局連続の西単騎待ちとなった日向のリーチは、なんと山に3枚丸々残っていた。視聴者は「単騎は西で」「西は今日も大人気ね」「これは絶好や」「今日は西感謝デー」とコメントを連投し大賑わい。かつて四暗刻単騎の西待ちを振り込んだこともあるKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が同卓にいることもあって「ウッチーは西で待て」と格言をもじったコメントも。
日向はこの待ちを園田からロンして、赤2枚もあって満貫をゲット。「単騎は西で待て」が2局連続して七対子で成功するという超低確率の現象が起こった形だ。一連のアガリを観た視聴者からは「やっぱり単騎は西だね」と、改めて格言を評価する声も挙がっていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







