将棋の棋王戦五番勝負第2局が2月19日に行われ、渡辺明棋王(名人、37)と永瀬拓矢王座(29)が午前9時から対局を開始した。第1局は熱戦を渡辺棋王が制して、10連覇に向けて幸先のいいスタート。永瀬王座は二冠に向けて、タイに戻せるか。
【中継】棋王戦 五番勝負 第二局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
渡辺棋王は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:16期)で、第79期名人(A級以上:12期)。タイトル通算29期は歴代4位・現役2位で、棋戦優勝も11回を数える。竜王、棋王の2タイトルで永世称号の資格を持ち、既に将棋史に深く名を刻んでいるが、節目のタイトル30期も通過点とすべく、最新AIでの研究にも積極的だ。
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:5期)で、順位戦A級(A級:1期)。タイトルは通算4期で、棋戦優勝は2回。プロの間でもその研究量の豊富さは有名で、棋士の間では年間5000時間にもなるのでは、とも言われている。
両者の対戦は過去に22局あり、渡辺棋王が17勝5敗と大きくリード。直近10局の成績では渡辺棋王が3勝7敗、永瀬王座が7勝3敗と対照的だ。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)