突き放すか、食らいつくかレギュラーシーズン残り10戦ボーダーラインを挟んだ熱き戦い／麻雀・Mリーグ

　Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」2月24日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ6位のKADOKAWAサクラナイツと、同7位の赤坂ドリブンズによる、ボーダーラインを挟んでの激しい順位争い。セミファイナルシリーズ進出をかけた直接対決は、1局も見逃せない。

【中継】大和証券 Mリーグドリブンズvsサクラナイツvsフェニックスvs雷電

　今期はプラスが6チーム、マイナスが2チームという、はっきりとした構図になっているが、まだレギュラーシーズンを6番目で突破するチームは定まらない。KADOKAWAサクラナイツと赤坂ドリブンズの差は251.0ポイント。1日2試合のトップ・ラスでも、まだひっくり返りそうもないが、差が100ポイント内に入ることがあれば、最終日までもつれる可能性が高まる。KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（最高位戦）と、どちらも修羅場は多く経験してきただけに、ここ一番での勝負強さが試されている。

　リーグ3位のセガサミーフェニックスは、現在のポイントが＋219.0。このまま現状維持できれば、すんなりとレギュラーシーズン突破となるが、プラスが100ポイントを割り込むようになってくると、途端にチームにも緊張感が走る。茅森早香（最高位戦）は、高打点のアガリを序盤にものにすれば、後は安全運転という戦術もある。

　TEAM雷電は、大きく離されてのリーグ最下位に沈んでいるが、ここからは選手として、チームとしての意地をどこまで見せるか、という戦いだ。本田朋広（連盟）は個人29位で、チーム4選手がワースト5のうち4人を占めてしまっている状況を、なんとか打開したい。

【2月24日第1試合】

赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（最高位戦）　個人7位　＋184.3
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）　個人3位　＋313.8
セガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）　個人9位　＋176.3
TEAM雷電・本田朋広（連盟）　個人29位　▲287.1

【2月22日終了時点での成績】

1位　EX風林火山　＋415.2（80/90）
2位　U-NEXT Pirates　＋343.9（80/90）
3位　セガサミーフェニックス　＋219.0（80/90）
4位　渋谷ABEMAS　＋199.0（80/90）
5位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　＋134.6（80/90）
6位　KADOKAWAサクラナイツ　＋113.5（80/90）
7位　赤坂ドリブンズ　▲137.5（80/90）
8位　TEAM雷電　▲1306.8（80/90）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）