最初から最後まで“芦澤劇場”だったのかもしれない。2月27日のK-1・東京体育館大会。芦澤竜誠は西元也史と対戦し、2ラウンドKO勝利を収めた。
 それも普通のKOではなかった。1ラウンドは相手の圧力に押され、本来のアグレッシブな闘いができない。2ラウンドにはパンチでダウンを奪われてしまった。
 だが、そこから一気に大爆発。“ケンカ上等”なパンチの打ち合いでダウンを奪い返し、さらに追撃してヒザ、そして最後に右フック。マンガのような大逆転だった。インパクトでは大会最高。当然、反響も大きかった。