将棋の叡王戦本戦トーナメント2回戦が3月5日に行われ、船江恒平六段(34)が近藤誠也七段(25)に81手で勝利した。自身初のベスト4入りを果たした船江六段は、準決勝で豊島将之九段(31)と服部慎一郎四段(22)の勝者と対戦する。
【中継】叡王戦 本戦トーナメント2回戦 近藤誠也七段対船江恒平六段
船江六段の先手番で始まった一局は、船江六段が得意の矢倉を採用。近藤七段も同じく矢倉で、相矢倉の出だしになった。がっちり囲った近藤七段に対して、船江六段は2枚の銀をどんどんと前に出していく積極策。3筋、4筋にプレッシャーをかけていく攻撃がうまくはまると、形勢は船江六段に傾いた。
その後も攻めの手を緩めない船江六段がさらにリードを広げると、今年度の勝率が7割を超えるほど好調だった近藤七段も反撃を試みるもののスピードの差は埋めきれず投了となった。
叡王戦の本戦トーナメントは、段位別の予選を勝ち抜いた12人と前期ベスト4以上の4人、合計16人で行われ、優勝者が藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦権を得る。
(ABEMA/将棋チャンネルより)