将棋の棋王戦五番勝負第3局が3月6日に行われ、渡辺明棋王(名人、37)と永瀬拓矢王座(29)が午前9時から対局中だ。渡辺棋王が開幕から2連勝し、10連覇に王手をかけている一局だが、戦型は角換わりから両者、腰掛け銀を採用した。プロ間でもかなり研究が進んだ戦型の中、作戦巧者の2人がどんな工夫を見せてくるか。
【中継】棋王戦 五番勝負 第三局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が五冠を保持し頭一つ抜け出たところ、序列2位の渡辺棋王、序列3位の永瀬王座が、この藤井竜王を追いかける存在となっている。両者の対戦成績は、渡辺棋王が18勝5敗、直近でも渡辺棋王が4連勝とリードしている。渡辺棋王は、冬の時期のタイトル戦に無類の強さを誇ることから「冬将軍」とも呼ばれている。2017年度の五番勝負でも永瀬王座から挑戦を受けており、この時はフルセットの末に3勝2敗で防衛を果たした。
渡辺棋王が10連覇、永瀬王座が反撃の1勝を目指した一局は、角換わり腰掛け銀からスタート。研究が進んでいる戦型ということもあり、正午からの昼食休憩までに50手目まで進行。形勢は互角で、まだここまでは両者の想定範囲内とも言えそうだ。なお、午前のおやつでは両者ともに春の訪れを感じてか、いちごの入った一品を注文した。
持ち時間は各4時間で、先手は永瀬王座。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午前のおやつ】
渡辺明棋王 イチゴのショートケーキ、ホットコーヒー 永瀬拓矢王座 苺とさくらんぼのプリン、ホットコーヒー×2
【昼食の注文】
渡辺明棋王 和ごころ点心 永瀬拓矢王座 和ごころ点心、抹茶アイス
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明棋王 2時間51分(消費1時間9分) 永瀬拓矢王座 2時間38分(1時間22分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)