アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」第84話は、物語の序盤で命を落としたマルコ(CV:逢坂良太)の最期のセリフがキーワードとなった。「突然のマルコ」と驚く視聴者が続出している。
アニメ「進撃の巨人」は、単行本の世界累計発行部数1億部を突破した諫山創による大ヒット漫画が原作。アニメ第4期、そして物語の終章にあたる「『進撃の巨人』The Final Season」のPart 1は2020年12月~2021年3月に放送され、その続編であるPart 2がいよいよ放送開始した。
【動画】「進撃の巨人」The Final Season 過去回リスト
前回の第83話「矜持」では、イェーガー派によって今にも銃殺されそうなオニャンコポン(CV:樋渡宏嗣)の「突然無差別に殺されることがどれほど理不尽なことか知ってるはずだろ!?」というセリフが注目を集めた。ロシアのウクライナ侵攻により多くの犠牲者が出る状況だからこそ、「今だから余計に刺さる…」「このご時世オニャンコポンの言うことが沁みる」「ここまでタイムリーに、鋭く刺さる日が来るとは思いもしなかった…」といった声が視聴者から相次ぎ、あらためて現実の社会情勢に思いを馳せるきっかけとなったようだ。
最新話にあたる第84話「終末の夜」も現実世界と繋がるようなセリフが多々あった。「エレンを止める」という目的は同じでも、調査兵団もマーレの戦士たちもお互い完全に過去を水に流すことはできない。そんなとき、トロスト区奪還戦で死亡したマルコが残した「俺たちはまだ話し合ってない」という言葉が重要な意味を持って再び描かれた。
伏線回収に定評のある「進撃の巨人」だが、今回の展開も大勢の視聴者を驚かせた。「マルコの最後の言葉がここで活きてくるとは…」「そこにマルコを絡めるのがずるいのよ」「ちょっとはマルコの思いが報われたのかな」「突然のマルコ、やめてくれ…涙腺バグるわ…」といった声が続出した。
また、エレン役を演じる声優・梶裕貴も「人の気持ちはそう簡単に、一筋縄でいくものじゃないよね 人間らしくて、正直者なジャンが昔から好きだ マルコも、ありがとう」と感想ツイートの中でマルコに言及している。
第84話「終末の夜」
【あらすじ】
戦火の先に、僕らの敵がいた。僕らは互いを憎み、蔑み、殺してきた。今、焚火の先にいるのは、異なる「正義」を持っている者たちだった。
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編にあたるエピソード(動画リンクつき)
完結編(前編) | |
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88 | 地鳴らし |
89 | 自由の翼 |
90 | 絶望の淵にて |
完結編(後編) | |
91 | 天と地の戦い |
92 | 心臓を捧げよ |
93 | 長い夢 |
94 | あの丘の木に向かって |