将棋の順位戦B級1組の最終13回戦が3月9日に行われ、千田翔太七段(27)が木村一基九段(48)に勝利、9勝3敗で今期の全対局を終えた。勝敗数では稲葉陽八段(33)と並んだものの、前年の成績をもとにした順位で下回り、同組では3番手に。昇級となる上位2人に入ることができず残留となった。また、木村九段は3勝9敗となり、下位3人に入ったことから来期はB級2組に降級することになった。
千田七段は昇級、木村九段は残留をかけての一局となったが、戦型は角換わり腰掛け銀に。序盤から中盤にかけて千田七段が積極的に仕掛けたものの、受けの強い木村九段が耐え続け、形勢不明のまま終盤へ。千田七段がやや有利のまま、さらに最終盤に進んでいくと、木村九段の激しい反撃でさらに際どい勝負になった。それでもわずかに届かず、最後に攻めの手番が回ってきた千田七段が確実に仕留め、熱戦をものにした。
(ABEMA/将棋チャンネルより)