これまでの苦労を回顧し、現役最強雀士が思わず感極まった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021-22」3月10日の第1試合で渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)がトップを獲得。インタビューでは日清食品から送られた「麻雀星人」の缶バッジを掲げて「麻雀プロ辞めなくてよかった」と熱い言葉で感謝を述べ、これにファンも共感、多数のエールを送った。
勝利者インタビューでこの日の試合内容や、藤田晋監督へ志願して出場したことなどを語った多井。終盤に「麻雀星人」と書かれた缶バッジを紹介した。「日清食品さんにスポンサーになっていただいて“地和アガったら「U.F.O.」一生分”ということでずっと狙ってたんですけど、やっぱり地和は難しかった。こうやってレギュラーシーズンをずっと勝ったり、4着回避のタイトルを取ったことで『麻雀星人』に認定していただいて、有名な会社に麻雀プロとして一つ認められたんだなと思うと、あの時辞めないでよかったなと」と語り、その目には万感の思いから涙が光っていた。
2006年、人気絶頂ながら日本プロ麻雀連盟を退会し、RMUの代表として麻雀プロのキャリアを再始動させた多井。スポンサーも集まらず、不遇の時代を長く過ごしたからこそ、今の成功への感謝は言葉では言い表せないほどだ。このインタビューを視聴していたファンからは「泣くなたかはる!」「麻雀星人多井プロ!」「おめでとうございました! 優勝期待してます!!」とエールが多数投稿されていた。また“多井さん”のキーワードはTwitterでトレンド入りを果たしていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)