棋王10連覇&タイトル30期がかかる渡辺明棋王 永瀬拓矢王座と対局中 戦型は矢倉に/将棋・棋王戦五番勝負
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 将棋の棋王戦五番勝負第4局が3月20日に行われ、渡辺明棋王(名人、37)と永瀬拓矢王座(29)が現在対局中だ。渡辺棋王が勝てば10連覇、永瀬王座が勝てばフルセットにもつれ込む注目局は、矢倉の出だしから進行。正午からの昼食休憩までに48手目まで進行し、形勢は互角だ。

【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座

 両者の対局は、今回が25回目。過去の成績は渡辺棋王が18勝6敗とリード。直近でも渡辺棋王が4勝1敗とリードしているが、棋王戦第3局では永瀬王座が踏ん張り快勝。ストレート負けの危機をしのいだ。

 渡辺棋王は歴代4位・現役2位のタイトル29期を獲得しており、このシリーズで防衛を果たせば、通算30期の大台に乗る。棋王10期も達成すれば、羽生善治九段(51)の13期に次ぐ、史上2人目の2ケタ到達だ。

 永瀬王座は藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)、渡辺棋王に続く序列3位で、将棋に対するストイックな姿勢で知られる実力者。藤井竜王には一時、1勝7敗と大きく負け越してきたが、直近では2連勝するなど、研究パートナーではありながら先輩としての意地も見せ始めている。挑戦者決定戦で当たることは多いが、タイトル戦ではぶつかっていないだけに、尊敬する後輩と熱い番勝負を望んでいるだろう。

 両者ともに序盤の研究が深いことで知られるが、永瀬王座は千日手・持将棋をいとわないほど「負けない将棋」に徹することから、渡辺棋王にとってもリードして終盤を迎えても、なかなかすっきり勝ちきれない難敵と言える。

 持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【昼食の注文】

渡辺明棋王 家康公ゆかりのお弁当 永瀬拓矢王座 家康公ゆかりのお弁当

【昼食休憩時の残り持ち時間】

渡辺明棋王 2時間21分(消費1時間39分) 永瀬拓矢王座 2時間55分(1時間5分)(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座(マルチアングル)
【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座(マルチアングル)
【中継】棋王戦 五番勝負 第四局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座(マルチアングル)