大相撲三月場所>◇中日◇20日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

 前頭七枚目・高安(田子ノ浦)が全勝で折り返し。中日勝ち越しを決めた。

 高安はここまで2敗と好調の前頭九枚目・若元春(荒汐)との一番で、48秒を超える長い相撲をとったが、最後は上手投げで若元春を土俵に沈めた。ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「高安上手かったですね。上手は取られましたが、差す事で上体を起こしましたね」と勝因を分析した上で、「強かったですね。緊張も見られなかったです」とコメントした。

 高安を1差で追う大関・御嶽海(出羽海)は、小結・豊昇龍(立浪)を押し倒しで下し、1敗をキープした。関脇・若隆景(荒汐)は、前頭筆頭・宇良(木瀬)を寄り切りで下し、1敗を守った。同じく1敗の前頭六枚目・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)は、前頭四枚目・遠藤(追手風)を押し出しで破った。

 なお、かど番大関・正代(時津風)は、前頭四枚目・霧馬山(陸奥)を送り出しで下し3勝目。同じくかど番大関・貴景勝(常盤山)は、前頭三枚目・阿武咲(阿武松)を突き落としで破り6勝目を挙げた。

 この状況を受け、ネット上には「優勝争いが混沌。目が離せない」「V争い混沌としてきたな…」などの声が相撲ファンから上がっている(ABEMA/大相撲チャンネルより)

「優勝あるでコレは」高安が危なげない相撲で無傷の7連勝 元若乃花も「後半戦を盛り上げてくれる」と期待の声

高安が無傷8連勝で中日勝ち越し決定、御嶽海・若隆景・琴ノ若が1敗で追う「優勝争いが混沌。目が離せない」と相撲ファン